東欧・バルカン半島の国、セルビアを紹介するフェアが代官山で開催される。あまり耳馴染みのない国だが、首都ベオグラードの名は聞いたことがあるだろう。蚊取り線香の原材料である除虫菊の原産地であり、KINCHOと深いつながりを持つ国だったりもする。旧ユーゴスラビアを構成していた一国で、2006年にセルビア共和国となった。
ビザンティン帝国領、オスマン帝国領だった歴史や、北はハンガリー、東にルーマニア、ブルガリアと接する地理的な要因から、さまざま国の文化の影響を受けてきた。とりわけ食は各国の文化が結晶し、美食の国として知られている。フェアでも、スパイスの効いたひき肉料理「チェバプチチ」、セルビアの名産品パプリカをペーストにした「アイヴァル」などを試食できる。
また、セルビアの民族舞踊であり、世界無形文化遺産に登録されている「コロ」の実演が楽しみだ。素早い足さばきに注目して見てみよう。自分でも踊ってみたくなったなら、コロのワークショップもある。
セルビアをはじめバルカン諸国は見どころも多く、次なる旅行先として注目されている。一足先にセルビアの魅力を知る格好の機会として、出かけてみては。
※11~19時/入場は無料