ミュウ(♂)
チャームポイント:赤い鼻ならぬ綺麗なピンク色の鼻、大きな耳、大きな足、そして短い尻尾(その尻尾が揺れる様子を見た暁には、誰しも彼を愛さずにはいられないだろう)。
性格:おっとりとした性格
好きな食べ物:『シーバ』と『チュール』
彼が働くのは、沖縄料理や台湾料理を楽しむことのできる居酒屋、赤い鼻だ。1階はカウンター席、2階は20人まで入れる座敷という造りで、初めて訪ねても不思議と居心地の良い店。もちろん常連客も多く、なかにはミュウを目当てにやってくる常連客もいるそうだ。この日も店の戸を引くと、フレンドリーな店主とミュウに会いに来たという常連客、そして大きな身体のミュウが迎え入れてくれた。
まだ幼いころ、以前の店主に保護されたことをきっかけに赤い鼻へとやって来たミュウ。彼も今や12歳で、かれこれ10年ぐらいは看板猫を務める大ベテランだ。そんなミュウは、どんなに触られても、カメラを向けられても逃げ出すことのないおっとりとした性格。この猫らしからぬ落ち着きには、猫を飼っている人ほど驚くことが多いという。また、以前の店主が亡くなってしまって以来店を切り盛りしている現在の店主は、ミュウと出会って6年ほどの仲だというが、この6年間一番一緒にいたであろうその彼女が、基本的には静かで大人しいミュウしか見たことがないと言うから驚きだ。
カメラを向けるとしっかり目線をくれるミュウ。さすが、現役の看板猫として長年活躍しているだけある
彼はまさに接客向きで、「ミュウ〜」と呼ばれたら振り向いてみたり、来店客の膝に乗ってみたりと、看板猫として真面目に仕事に励む姿には頭が下がる。しかし、話を聞いているとどうやらメンズならではの一面も持ち合わせているようだ。そう、ミュウは女性が大好きなのである。この日は、常連客の男性の膝に飛び乗っていたが、普段は比較的女性の膝をめがけて飛び乗ることが多いというのだ。彼ならではの特権を存分にいかし、ここぞとばかりに女性の膝の上を占領するとは、なんというちゃっかり者なのだ......。しかし、そんな下心が感じられるところも許せてしまうくらいに愛くるしいから仕方がない。
名前:ミュウ(♂)
勤務先:赤い鼻
看板猫になるまでの経緯:幼いころ、以前の店主に保護されて以来自然と看板猫として働くように。もう10年ほど看板猫を務める大ベテランだ。
—ある1日のスケジュール—
19時 店のオープンと同時に仕事開始
27時ごろ 店が閉まるのと同時に仕事終了(その後は2階のベッドで就寝)
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