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テキスト、写真:Keisuke Tanigawa
横浜、平沼橋駅より徒歩2分。閑静な住宅街を流れる川のほとりに、夜になると明かりを灯す一軒のバーがある。wine bar cyamaだ。ぶどうのランプが垂れ下がったノスタルジー溢れる店内では、常時60種類以上のワインが楽しめるほか、自家製オーガニックピクルスや鴨のコンフィなどフードメニューも多彩で、そのひとつひとつがとても美味しい。アンティークのすすけた扉を開くと、カウンターの上に置かれたスピーカーの前で音を浴びる様にして寝転がっているのが、看板猫のパピコ。白に茶色と淡いグレーが入り混じったうっとりするほど豊かな毛並みの持ち主で、その上品で優雅な佇まいは、さすがは港町のハマ猫。モップの様なふわふわのしっぽとピンクの鼻先がパピコのチャームポイントだ。マイペースで基本的に愛想は無いが、常連客にはたまにすり寄って接待をすることも。その絶妙なツンデレ加減は、キャバクラ通いが懲りなかった客をすっかりチャマ通いに変えてしまったほどである。訪れた際は、傍らでまどろむパピコを眺めながら美味しいワインを味わってほしい。
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名前:パピコ(♀)
勤務先:wine bar cyama
看板猫になるまでの経緯:震災がきっかけで一緒に出勤するように。
—1日のスケジュール—
20時頃 開店
翌4時頃 閉店
※たまに出勤拒否をする日も。
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