西淀川区大和田の静かなエリアにあるイスラム教徒の礼拝所。英語の「モスク」の語源であるアラビア語の「マスジド」と呼ばれる同所は、国内で最大級の規模を誇る。爽やかなミントグリーンを基調とした外壁が特徴で、正面にはモスクらしいドームがデザインされている。ハラル食材店になっている1階部分の向かって左側が男性用、右側が女性用の入り口だ。
元は専門学校の校舎だったという建物の3階にある礼拝所には、聖地メッカの方角に設けられたアーチ状のくぼみ「ミフラーブ」が設けられており、かたわらには説教壇「ミンバル」も置かれている。アーチ型の意匠が施された礼拝用じゅうたんが敷き詰められた部屋に、毎週金曜日になると近畿中からさまざまなルーツを持つムスリムたちが集まるという。
1階の食材店では、多種多様のハーブやスパイス、マトン肉などハラル食材を豊富に取り揃えている。近隣にはハラルレストランもあるので、併せて訪れてほしい。