博覧会史上、最もユニークな展示にしたい
——未来社会ショーケース事業として展開する「未来の都市」のパビリオン概要が明らかになりました。まずは古見さんにクリエイティブディレクターの立場から現在の心境を聞かせてください。
古見修一(以下、古見):開催まで半年を切りました。建築物も展示物もこれまでにない新しい試みにチャレンジしようとしているわけですから、緊張の連続です。現在も試行錯誤しながらさまざまなテストをしています。最初のイメージ通りできているのか連日ドキドキ、ハラハラしています。
——「未来の都市」のクリエイティブディレクターへ打診されたときはどんな気持ちでしたか?
古見:日本国際博覧会協会から連絡があったときは、やりがいを感じると共に「さて、どこから手をつけたらいいものか…」という心境でした。パビリオンの面積はみなさんが想像している以上に大きなものなので、どんな風にストーリーを構成して、展開していこうかと戸惑いもありました。
——以前の発表会で「博覧会史上、最もユニークな展示にしたい」と語られていましたが、どんな点に注目してほしいですか。
古見:ありとあらゆる映像が日常的にある時代で、魅力ある体験する空間を創ることができるか、みなさんに伝えたいメッセージを印象深くに届けることができるか、というところがポイントになってくると思います。
スケールの大きいテーマ映像・コモン展示01・コモン展示02と、今までにないは訴求面、機能面、やアイディア面の融合により、大いに魅力あるパビリオンになっていると思います。そうした意味で万博史上、最もユニークな構成と展示になると思いますよ。