2019年上半期もさまざまな店が誕生した。東京オリンピック・パラリンピックも来年に近づく今年は、訪日客に向けた商業施設やホテル、ナイトライフを楽しめる場所などがラストスパートという具合に増加した。ここでは、近未来的なシステムを導入するクラブや、唎酒師(ききさけし)がいるDJバー、民謡酒場など、注目のナイトライフヴェニューを厳選して紹介する。
※2019年2月7日オープン
エイベックスが手がける新ナイトスポット。 エンターテインメント、アート、食、テクノロジーを融合した多角的なアプローチで六本木の夜をにぎわせている。音響デザインの最高峰VOID社による超音波を使用した音響理論3D SOUNDを世界初導入。エントランスには静脈認証を採用し、万全なセキュリティーはもちろんのこと、一度登録しておけばエントランスフリーになる。静脈での決済も可能で、身分証や現金を持たなくても大丈夫という近未来スポットだ。
※2019年3月14日オープン
ライブハウスTSUTAYA O-EASTの一角にあったバーを大胆に改装したDJバー。毎日DJがハウスやテクノなどのダンスミュージックをプレイし、唎酒師(ききさけし)の資格を有するバーテンダーがセレクトした地酒と、日本のスパイスを使ったカクテルを楽しめる。内装デザインはポストロックバンドtoeのギタリスト、山嵜廣和(やまざき・ひろかず)が担当。 その日の気分でフラッと立ち寄れば上質な音と酒に酔える新たな渋谷のナイトライフスポットだ。
※2019年3月14日オープン
クラフトビールとソーセージ、音楽が楽しめる大人なダイニングバーが歌舞伎町にオープン。手がけるのは、歌舞伎町でホストクラブを中心に展開するSmappa!Groupだ。 国内外で数々の受賞歴を誇る、伊勢角屋麦酒のクラフトビールや、地ホップ100パーセントの希少なクラフトビールづくりに挑戦している忽布古丹醸造など、話題の国産ブルワリー直送のビールが楽しめるのが特徴。そのほか、ソムリエが選んだ日替わりのグラスワインやボトルを100種類以上用意する。内にはヴィンテージのアップライトピアノやバンドセットを常設し、新進気鋭のミュージシャンによる生演奏も行われる。歌舞伎町で、食と酒と音楽を思う存分楽しもう。
※2019年3月15日オープン
CD、レコードショップのディスクユニオンが、新宿にカフェバーをオープン。店内には音のスペシャリスト、オーディオユニオンスタッフがセレクトした音響システムを導入。日本を代表するオーディオブランド、アキュフェーズ社のプリメインアンプと、英国BBCの元エンジニア、ダッドリー・ハーウッドが設立したハーベス社のスピーカーを設置する。DJイベントやライブ、音楽とカルチャーをテーマにしたトークショーなどイベントも開催している。コーヒーや酒を味わいながら音楽漬けの時間が過ごせる場所だ。
※2019年5月1日オープン
迫力ある津軽三味線のライブが生で聴ける民謡酒場が、移転してリニューアルオープン。東京で最も歴史がありプロとプロを目指す7人ほどの奏者が1日2回のライブを披露する。黒紋付に袴着物に三味線を構える姿はもちろん、連弾は見応え聴き応えがあり、日本文化に触れようと観光客の姿も多い。アーティストの吉田兄弟がデビュー前に修行した場所としても知られている。また、三味線だけでなく、唄い手による地域民謡や伝統芸能として継承された和芸どじょうすくいは、一見の価値ありのエンターテインメントだ。料理は刺し身や焼き物、小鉢料理など居酒屋風。日本酒や焼酎などを飲みながら演奏に興じるいわば日本のライブハウス。カジュアルに日本の伝統芸能を楽しんでみてはいかがだろう。
※2019年6月3日オープン
池袋に夕方17時からオープンする夜パフェ専門店がオープン。新たなシメの定番として北海道で生まれた夜パフェ。飲んだ後でもさっぱりと味わえるのが特徴で、フレッシュフルーツや、甘さ控えめのソルベやジェラート、ホイップクリームなどを使用している。提供されるメニューは、フルーツの入荷状況により変わり、市場次第の期間限定となる。飲み会や食事のシメに甘いものを食べたくなった時のために覚えておきたい一軒だ。
夜をもっと楽しむなら……
無性にわくわくする夏の夜は、特別な思い出を作る絶好の機会だ。花火や祭りなどの定番イベントに行くのもいいが、そのほかにもさまざまな楽しみ方がある。ここでは、ナイトサファリや夜にしか見れない光るキノコ、都内をさまよう屋台バーなど、この季節だからこそ楽しめることを紹介する。
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