「私は何をやってもいいんだ!」と思えるように
ー藤井さんはもともとは短大で劇団に入るなど日本で芝居を始めたそうですが、ハリウッドへ行かれたきっかけは何だったんですか。
ある日突然思い立って、決めました。ただ、本当に考えなしに来たので、英語もできない上にお金もなくて。でも、日本ではやる気のスイッチを入れられなかったんですよ。女優としてのやる気を出せるよう、自分を追い込むために、来るしかなかったという感じです。
行ったばかりのころは「生まれ直して赤ちゃんから始めた」という感覚ですよ。英語が話せないから、自分のことを分かってもらえられない、思いを伝えられないというのは苦労しましたね。
ープラスサイズモデルになってから、ご自身にどんな変化が起こりましたか?
プラスサイズモデルなったことは人生のターニングポイントでしたね。自分の外見が好きになるということは、自分に自信を持てることにつながると思うんですよ。プラスサイズモデルになり、体型を人から褒められるようになって自分を好きになったことで、「私は何をやってもいいんだ!」と思えるようになりました。
ーTwitterでフォロワーからの質問にも細かく答えていますよね。ただの悪口のようなネガティブな質問にも丁寧に回答しているのはどうしてでしょうか。
Twitterを始めたのは2018年12月からと、かなり遅めなんです。どうして始めたかというと、自分の意思がはっきりしてきて、どんな批判が来てもしっかり意見が言えると思ったから。実際に批判的なリプライも来ますが、それらと戦う姿勢を見せることは、同じような悩みで苦しんでいる人にとって励ましや救いになるんじゃないかと思っています。
昔から自分の意見ははっきり言うタイプだったんですけどね。これでも丸くなったんですよ(笑)。自分の外見を好きになれたから、他の人の意見も受け止められる余裕が生まれたんだと思います。