和田堀公園周辺は旧石器時代から古墳時代にかけての遺跡が多く発掘されたことでも知られる。松ノ木中学校の校庭裏にある松ノ木遺跡復原住居は1950年に発見された古墳時代後期の竪穴式住居をモデルとし、その当時の生活の様子を展示した遺跡だ。
ガラス窓をのぞくと、厨房(ちゅうぼう)など生活する十人の様子が再現され、暮らしぶりがうかがえる。歩いて3分ほどの「郷土資料館」には縄文土器をはじめ、このエリアの生活史を学べる資料が展示されている。併せて見学するとより鮮やかに、この時代の暮らしを思い浮かべることができるだろう。