曳舟駅近く、藤ノ木公園のすぐそばにあるオープン書斎。店内には、19世紀、20世紀の洋書挿絵本や戦前の日本の古書など、普段はあまり見かけないような珍しい書籍が並んでいる。ドリンクなどの提供はしつつも、ここはあくまでも書斎。すべてオーナーの私物のため、購入は不可で読書のみの利用となっている。しかし、「こういう本がほしい」などの要望があれば探してくれることもあるそうなので、気になる本がある人はこの機会にオーナーに相談してみるのも良いだろう。収集している洋書は装丁までもが素晴らしく、そこに美術的価値も感じたと語る同店オーナー。現在はあまり馴染みのないこの時代の本をもっと多くの人に知ってもらいたいと開放しているこの空間は、きっと本好きには堪らないものに違いない。ときには、時間を気にせずに思う存分読書に耽ってみるのも良いものだ。新たな世界に出会うべく、本好きはぜひ一度足を運んでみてほしい。