タイムアウト東京は、2024年に作成した九州エリア全域の英語版デジタルガイドマップ「50 THINGS TO DO IN KYUSHU」のエディション2を2025年1月31日に発行した。
日本政府観光局・九州運輸局と共同で作成した同マップは、エディション1に引き続き、九州をリモートワークの拠点として探検するモバイルワーカーやデジタルノマドにうれしい情報が満載だ。
ガイドマップでは、自然豊かな九州ならではのアクティビティ、新鮮な食材が手に入る市場、伝統的な食事など、幅広いカテゴリーのおすすめスポットを50カ所紹介。また、福岡、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島の各県のデジタルノマド向けのコワーキングスペースや、宿泊施設をリストアップしており、観光と仕事をシームレスに楽しみたい人に最適な内容となっている。
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さらに今回は、ランニングやウォーキングを楽しむ人に向けたスポットも掲載。一日中パソコンの前に座り、画面とにらめっこして凝り固まった頭と体をリフレッシュできる工夫がされている。ここでは、特に注目すべき3つのヴェニューを紹介しよう。
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観光・レストラン列車「指宿のたまて箱」は、鹿児島中央駅と竜宮伝説の発祥地である指宿駅を結んでいる。玉手箱を開ける前と後の浦島太郎の髪色を表現した、黒と白のボディーが特徴だ。海に向かって並ぶカウンター席からは、鹿児島湾の大海原や対岸の桜島を眺められ、壮大な風景が楽しめる。
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宮崎県を訪れたら、県のほぼ中央に位置する綾町まで足を延ばしてほしい。郷土料理店「綾の里」では、注文したアユやジビエの炭火焼きなどが小舟で運ばれてくるユニークなサービスを提供している。店は渓流に隣接しており、心地よいせせらぎの音に包まれながら食事ができるのもうれしい。
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佐賀県と聞いて思い浮かぶのは、伝統工芸品の「有田焼」だろう。日本の磁器発祥の地である有田には、有田焼専門店が軒を連ねるショッピングモール「アリタセラ(Arita Será)」がある。
日用食器から高級美術まで22の陶磁器専門店が軒を連ねている。敷地内には宿泊施設もあり、毎年春には陶器市が開催され、一生もののアイテムに出合えるだろう。
同ガイドマップはデジタル版で閲覧できるほか、羽田空港・成田空港および九州の観光案内所などで随時配布予定。同マップがあれば、九州で過ごす時間がより充実したものになること間違いなしだ。