タイムアウト東京は、初となる九州エリア全域の英語版デジタルガイドマップ「50 THINGS TO DO IN KYUSHU」を2024年10月23日に発行した。日本政府観光局・九州運輸局と共同で作成した同マップは、九州をリモートワークの拠点として探検するモバイルワーカーやデジタルノマドをターゲットにしている。
訪れたい50ヴェニューの中にはエキサイティングなカフェ、レストラン、バー、ショップはもちろん、福岡、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島の九州7県にあるデジタルノマド向けのコワーキングスペースや、宿泊施設についてもリストした。仕事と遊びを両立させつつも、生産性を高めたい多忙なデジタルノマドに最適だ。ここでは、中でも注目のヴェニューを3つ紹介しよう。
大分県の「由布川峡谷」は、60万年かけて形成された長さ12キロメートルのV字型の渓谷である。今日の勇敢な探検家は、軽量のボートで峡谷を漕ぎ進み、神秘的な滝まで行くことができる。自然の驚異に満ちたユニークな景色を楽しんでほしい。
長崎県で見るべきは「長崎原爆資料館」だろう。この博物館には、1945年8月9日の原爆投下に関する資料が展示されており、訪れれば、自然と厳粛な気持ちになる。戦争の恐ろしさと平和維持の大切さを伝える、これほど迫力のある展示はそうお目にかかれない。
森に囲まれた宮崎県椎葉村は、日本で最も人里離れた村の一つだ。しかし、ペルーのマチュピチュ遺跡にも例えられるほど美しい棚田は、一度は見ておくべき価値がある。晴れた朝には、まるで雲海に浮かんでいるかのような景観が眼下に広がる。
同ガイドマップは、デジタル版で確認できるほか、11月12日(火)から、羽田空港、成田空港のほか、九州内の観光案内所などで随時配布予定。ぜひ同マップ片手に九州で、遊ぶように働く楽しさを実感してみてほしい。