金曜ロードショーとスタジオジブリ(以下ジブリ)の軌跡をたどる展覧会が、天王洲の「寺田倉庫」にあるB&C HALLとE HALLで開催する。1985年に始まった金曜ロードショーは、1986年放映の「風の谷のナウシカ」を皮切りに、ジブリ作品を200回以上紹介してきた。同番組とジブリは、ともに歩みを進め、現在の人気を確立したといえる。
同展では、昭和から平成、令和までの時代ごとの記憶や記録を通して、ジブリの魅力を発信する。見どころは、造形作家の竹谷隆之の作品をもとに再現された「風の谷のナウシカ」の腐海。ハイクオリティーの王蟲(オーム)に息をのむだろう。
そのほか、キャラクターをモチーフにしたガラスを投影する「ジブリの幻燈楼」や、主人公の気分になれるフォトスポットなどを設置する。ジブリの世界に足を踏み入れよう。