日本大学芸術学部の生徒が主催する映画祭が、今年で14年目を迎える。今回は、ロシアのウクライナ侵攻などの社会問題に対して「声をあげる」ことをテーマに、学生たちが厳選した14作品が「ユーロスペース」で上映される。
初の水俣病被害者たちの闘いの記録である『水俣-患者さんとその世界-』(完全版)や、約20万人が福島第一原発政策への抗議のために首相官邸前に集まった運動を記録に残した『首相官邸の前で』などの作品がラインアップ。ドキュメンタリーに限らず、「#MeToo」運動が世界に広がるきっかけとなった告発事件を映画化した『SHE SAID/シー・セッド その名を暴け』をはじめとした、それぞれの社会問題に対して声を上げる映画を縦断的に観られる貴重な機会だ。
監督やジャーナリスト、俳優による上映後のトークショーを予定している回もあるので、詳しいスケジュールは公式ウェブサイトをチェックしよう。
※時間は作品により異なる/料金は1回券前売り1,000円、当日1,400円、60歳以上・学生1,100円/3回券前売り2,400円、当日3,000円