絹織物が盛んだった1888(明治21)年に建てられた養蚕伝習所をリノベーションし、オープンした「人と文化の交遊拠点」。屋根瓦の土を利用した壁、はりが強調される白のしっくい塗りなど、随所に130年を超える歴史が息づいている。
昭和後期以降は一般の住宅として使用されていたが、空き家になったことをきっかけに取り壊しが検討された。しかし、街を挙げての再生プロジェクトが始動。2019年には、埼玉県主催「空き店舗ゼロリノベーションコンペ」で最優秀賞を受賞した。現在は有機野菜食堂わらしべ、インドネシア雑貨屋台ぶんぶん堂、武蔵ワイナリー直売所が入居する。