Photo: Phubet Juntarungsee/Shutterstock
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この春見に行きたい、日本を代表する三大桜

山梨、福島、岐阜に存在する樹齢1000年を超える桜の木を紹介

Emma Steen
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タイムアウト東京 > THINGS TO DO >この春見に行きたい、日本を代表する三大桜

東京では桜の開花に期待が高まっている。2週間ほどしか咲かない桜の花は、人生のはかなさと、今この瞬間を生きる大切さを教えてくれる存在だ。

日本には数多くの桜並木や花見の名所があるが、天然記念物に指定されている「三大桜」と呼ばれる木が存在する。その歴史や生命力、美しさに圧倒されるだろう。ここでは、それぞれの見どころを紹介しよう。

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根尾谷淡墨ザクラ(岐阜)

岐阜の「根尾谷淡墨ザクラ」は、薄いピンクのつぼみが、満開になれば白、最後には淡い墨色へと変化していくことから、「淡墨桜」と呼ばれている。樹齢は1500年以上で、467年に継体天皇(第26代天皇)が自ら植えたとされている。

桜は本巣市根尾板所の「淡墨公園」で見ることができる。見頃は4月上旬で、写真家にも人気が高い。

福島県にある「三春滝桜」は、樹齢1000年以上と推定される国指定天然記念物のベニシダレザクラ。高さ13.5メートル、根回り11.3メートルという大きさにも目を引かれるだろう。例年見頃は4月上旬ごろで、薄紅色の小さな花を枝いっぱいに咲かせ、その姿が滝のように見えることでも知られている。

ライトアップは18〜21時、開催時期は開花状況によって変わる。

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山高神代桜(山梨)

最後に紹介するのは、山梨県の「実相寺」境内にある伝説の桜「山高神代桜」だ。樹齢は2000年以上といわれ、日本で最古にして最大の巨樹として国指定天然記念物に指定されている。高さは約10メートル、根回り約12メートルの大きさで、見頃は4月上旬から4月中旬ごろだ。

桜の木は、1935(昭和10)年ごろまでは安定していたが、歴史を重ねた古木ということもあり徐々に主要な枝が枯れ始め、台風による多大な被害を受けるなどして樹勢は著しく衰退。その後、根を保護し、栄養価の高い土を入れるなど、木を守るための努力が行われている。

桜を満喫するなら......

  • Things to do

冬の寒さも和らぎ、少しずつ春を感じる今日この頃。3月は桜シーズンの始まりだ。新宿御苑や上野公園などの都内有数の公園から、中目黒や国立といった郊外の街並みまで、東京のあちこちで桜を愛でることができる。カメラを片手に、東京の桜の名所に出かけてみては。

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