千代田区の夏の風物詩「皇居千鳥ヶ淵 灯ろう流し」が今年も開催される。お濠(ほり)に揺らめく2000個の灯ろうが水面を流れる様は圧巻だ。
元々は死者や先祖を弔うために行なったもので、戦後の荒廃した人々の心を癒やそうと、1958(昭和33)年に始まった。現在は、灯ろうの一つ一つに参加者の感謝や願いを込め、「贈り灯」として水面に放している。
参加方法は2つあり、おすすめは、ボートに乗船して水上から直接灯ろうを流す「船上贈り灯」だ。1日60組の抽選で、ボートは3人まで乗船できる。料金は1そう5,000円だ。特設申込フォームで、2023年6月30日(金)まで予約できる。
灯ろうに願いごとやオリジナルメッセ―ジを記入する「贈り灯」(1個1,500円)という方法もある。事前もしくは当日購入した灯ろうに好きなメッセージを書いて、当日スタッフに渡すだけだ。
公式ウェブサイトで予約するか、千代田区観光案内所で購入できる。当日会場でも手に入れることができるが先着順なので、早めの来場をおすすめしたい。夏の夜に涼を呼び込む光の絶景を堪能してみては。