ディープなバーチャルツアー7選

国立科学博物館の貴重なはく製コレクションが、バーチャルリアリティー（VR）博物館で展示をスタートさせた。国立科学博物館に並ぶはく製の多くを寄贈したハワイの実業家、故ワトソンT.ヨシモトのコレクションの中でも非公開だった24体を3Dビューとバーチャルリアリティの世界で完全再現。ヨシモトが1992年に開館した幻の施設博物館の装いになっているのも見どころだ。

また、『おうちでカハク』という映像コンテンツでは、地球館、日本館の両方を3Dビューとバーチャルリアリティツアーで楽しむこともできる。併せて観覧してみよう。

固定観念が水に流されるミュージアムとして、連日大盛況のうんこミュージアムトーキョー（現在は臨時休業中）がオンラインで登場。アーティストが描いたうんこアートが展示してあるほか、高速で流れてくるうんこをシャッターを切って捉えるゲーム『うんこシャッター』や、オンライン飲み会などで使える『うんこバーチャル背景』、ARフィルターなど、今の時期に欲しいものがそろった充実の内容となっている。

普通のバーチャルツアーでは物足りない人は必見。このバーチャルツアーは全国の産業遺産と廃墟が360°パノラマで楽しめる。通の中では「廃墟の女王」と呼ばれている旧摩耶観光ホテルから北海道の旧北炭幌内炭鉱発電所、三池炭鉱などさまざまなジャンルが並ぶ。

高解像度のため、実際に現地にいるかのような臨場感を味わうことが可能だ。寂寥（せきりょう）感のあるBGMの力もあり、どの施設も一歩足を踏み入れると胸に迫ってくる不思議な感情を抱くことだろう。

太陽企画とハコスコが協同企画した国立天文台バーチャルツアー『おウチで国立天文台』が、5月6日（水・祝）までの期間限定で無料公開中だ。国立天文台野辺山宇宙電波観測所と三鷹キャンパス文化財施設を見学することができる。通常の見学コースでは見ることのできない部分まで公開されているので、この機を逃さす見学してほしい。

富山県と長野県を結ぶ世界有数の山岳観光ルート『立山黒部アルペンルート』がバーチャルリアリティーツアーを特別開催中。高さ15メートルの雪の大谷を駆け抜ける『立山高原バス』や、現在日本で唯一運行しているトロリーバス『立山トンネルトロリーバス』からの景色が堪能できる。

また、トロリーバスの整備風景も360°動画で公開されており、電車好きにはたまらないツアーとなっている。

歌手でもあるギャランティーク和恵がママを務める新宿ゴールデン街のスナック夜間飛行が、非常事態宣言化を受けて始めたオンライン酒場。ウェブカメラで店内の様子をネット配信し、チャットを通じてママやチーママのちゃん一、あるいは客同士でコミュニケーションできるものだ。

500円のチャージチケットをPassMarketで購入すると、YouTubeの限定配信URLが送られてきて入店するというシステムになっている。

開店日は火・木・土・日曜の20時〜23時30分（日曜は19時〜22時30分）。

有馬温泉は、6世紀に孝徳天皇が大化の改新の政務疲れを癒した地といわれる歴史深い癒しの地だ。そんな癒しのパワーを外出⾃粛中でも感じたい人は、この温泉⼊浴のVR動画を見よう。元湯龍泉閣や有馬山叢 御所別墅など名湯を楽しむことができる。

⾵呂に浸かりながら、4K対応のVRゴーグルを装着すればあたかも宿の温泉に⼊浴しているかのように感じるだろう。