くすんだ赤を基調としたチェアが昭和レトロを感じさせる喫茶店のような空間で、大きな窓から見える中庭を眺めながら食事を楽しめるのが、「国立西洋美術館」の1階にあるカフェレストラン「CAFÉ(カフェ)すいれん」だ。
ぜひ注目してほしいのは、本館を設計した建築家のル・コルビュジエが考案した「近代建築の5つの要点」からインスパイアされた「ル・コルビュジエ プレート(ドリンク付き)」(1,900円、税込み)。らせん状のフジッリというショートパスタを使ったミートソースパスタは無限成長美術館をイメージしており、イカ墨を練り込んだ黒いバケットは「近代建築の5つの要点」のうちの一つであるピロティを表現。添えられたスープは季節によってさまざまな味を楽しめるようになっている。
程よい苦味とシャキシャキとした食感がアクセントの大人な味わいが楽しめる「アーティチョークと筍の白ボロネーゼ(※)」などもおすすめ。また、美術館の企画展に合わせた特別コースもある。さらなる展示の余韻に浸れるだろう。ティラミスなどのケーキ類もあるので、ティータイム利用者も多い。
10時から11時30分ごろまでと15時ごろは、比較的落ち着いていて狙い目だ。
※仕入れ状況により内容は異なる場合がある