※2023年6月16日オープン
宮益坂下交差点の一角にあった「渋谷TOEI」跡地に、「Bunkamura」のミニシアターが移転オープン。Bunkamuraの改装が終わるまでの限定営業となる。シアター内の内装・意匠にはあえて手を加えず、レトロな雰囲気を生かした。1階がチケットカウンタ―で、スクリーンは7階(268席)と9階(187席)に完備。7階スクリーンでは35mmフィルムの上映と4K上映にも対応する。
ロビーの内装は、「川内倫子: M/E 球体の上 無限の連なり」展などの会場構成などを手がけた建築家・中山英之率いる中山英之建築設計事務所が担当。「映画は光の芸術」であるという点に着目し、床をはじめ、テーブルやランプシェードなど光を際立たせる「影色」のカーペットで統一されている。
長年親しまれている「ドゥ マゴ パリ」のスタンドカフェも館内にオープン。名物の「タルトタタン」がミニサイズで復活するほか、オリジナルブレンドコーヒーなどのドリンクを提供する。
このほか、「LIBRAIRIE」コーナーには、アートショップ「NADiff」がキュレーションしたブックストアも併設される。
こけら落としには、ウォン・カーウァイ作品への出演などで知られるマギー・チャンを特集するほか、ミュージカル映画特集 「ミュージカルが好きだから」などが上映される。