2014年に韓国で始まった国際大会が、日本で初開催。「働き方・生き方の見直し」を目的に、忙しい現代人が何も考えない90分を競う。
デザイナーのウップスヤンが発起人でスタートしたこのイベントは、独自性やエンターテインメント性の観点からも世界的な注目を集め、台湾や香港、オランダなど世界6カ国でも開催されている。韓国は日本に近い文化や働き方をするため、主催者側は「忙しくて時間がない」問題を、東京の忙しい人々と共有できることに大きな意義を感じているそう。
大会に出場する参加者は、一般公募で選考の上決定。職業や立場を生かした表現力を判定する芸術スコア、心拍数を計測する技術スコアで点数を競う。ぼーっとする時間に最も価値を見いだすことができた参加者は海外へ招待される。
さまざまな社会にはびこる忙しい問題、大人数でぼーっとして、意識の強制終了後に何を思うかに注目したい。