「宝田恵比寿神社」を中心に開催される祭り。中でも「大伝馬町」では、数百もの露店が並びにぎわう。
もともとは江戸時代、七福神のえびすを祭り商売繁盛を願う「えびす講」が行われたことにさかのぼる。宝田恵比寿神社の前に露店商が集まり、神像や野菜、魚などを売っていたが、ダイコンを砂糖と麹で甘く漬けた「べったら漬け」が評判となり、いつしか「べったら市」と呼ばれるようになった。
今でもべったら漬けのほか七味やあめ細工など、さまざまな露店が立ち並ぶ。1000を超えるちょうちんの明かりの下、「べったら〜べったら〜」のかけ声を耳にしながら通りを歩けば、江戸時代もかくやの風情あふれる秋祭りの様子を満喫できるだろう。
2024年10月19日(土)15時30分からはみこしが出て、20日(日)には「べったら音頭」の盆踊りが行われ、祭りを締めくくる。
※10〜21時/入場は無料