あなたは旅好きだろうか?ならば、この記事を読んで「死ぬまでに世界を回って体験したいことリスト」を作るか、これまで溜めてきた同様のリストがあれば、この機会にぜひもう一度見直してほしい。
「百聞は一見にしかず」と言うが、どれほど情報を集めるより、自分自身で味わうことに勝るインパクトはない。素敵なものを「見る」よりも、素敵なことを「する」ほうが、より充実した、人生で忘れられない希少体験になるはずだ。溶岩流で何かを料理したり、標高約3650メートルの高地で食事をすることは格別である。
もちろん、物質的なモノを集めることも楽しいが、記憶に残る時間を心に貯めてみるのはどうだろう。例えば、砂漠の真ん中でクリスタルボウルの音色に浸ったり、435もの橋を渡ったりする鉄道の旅は、モノから得られるものとはまた違った、心の奥底からの感動をもたらしてくれるはずだ。外に出かけること、そして何かを実際に体験することは、我々の探究を満たし、そして成長させてくれる。
タイムアウトは、50年前にロンドンでスタートし、人々が「したいこと」を見つける手助けをしてきた。先日発表した『世界で一番クールな場所』のように、このリストも世界各地の「したいこと」を発見できるようなものに仕上げている。
リストは、世界の400以上のエリアに散らばる、約200人の現地に精通したライターやエディターから集めた情報がベースになっている。彼らから最初に集まった推薦リストは、5000件以上。これに加え、世界中のタイムアウト読者から寄せられた約15000件の情報も選考の対象になった。我々の控えめで専門的な見解では、こうして集められ、50に厳選されたリストには、「今、世界で最も行くべき場所」と「体験するべきこと」が凝縮されていると言える。
50のリストの選択には、その場所や体験がどれだけユニークか、タイムリーか、文化的に秀でているかなどが考慮された。最終選考に関わったのは、タイムアウトの演劇、アート、博物館、映画、フード、トラベルを専門にするエディターたちだ。
リストの中には、無視できない流行の「したいこと」も入っている。我々は、1000年の古都の上をロープで滑り降りたりするなど、常にドキドキすることをやってみたいと思っているのだ。我々の願いは、このリストが、ただの備忘録で終わらないこと。世界各地にある素晴らしいことを経験したい、その場所に感動し敬意を払いたい、と思ってもらえると嬉しい。
このリストには、「新しい洗濯機を買う」のように、日常生活で活用できるような、最新型洗濯機の情報は入っていないかもしれない。しかし、4つ目で紹介しているミャオ・ウルフには、キラキラと青い星が輝く場所への秘密の入口が付いた洗濯機があったりする。我々は、このリストで紹介している情報は、どれも胸躍る体験だと自信を持っている。さあ、楽しい旅を。
リストの中にある場所へ行って、もし紹介した体験を気に入れば、ぜひ、ソーシャルメディアでシェアしてほしい。その際、「#TimeOutDoList」を付け、「@TimeOutEverywhere」のメンションを忘れずに。