タイムアウトマーケット大阪
Photo: Kisa Toyoshima | 店内
Photo: Kisa Toyoshima

タイムアウトマーケット大阪でしかできない8のこと

厳選された17のキッチンや、2つのバー、カルチャーコンテンツが集結

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2025年3月21日(金)、大阪の最高峰の食と文化が一つ屋根の下で満喫できる「タイムアウトマーケット大阪(Time Out Market Osaka)」がオープンする。場所は、「グラングリーン大阪(GRAND GREEN OSAKA)」の南館の地下1階だ。

タイムアウトマーケット」とは、編集者がキュレーションした食と文化を体験できる世界初のフードマーケット。その都市を代表するシェフやレストラン、ユニークな文化体験が一堂に集結し、各都市のフードシーンのハブとして、拡大し続けている。

現在、北米・欧州・アフリカなど世界10カ所で展開されているタイムアウトマーケット。その11カ所目となるアジア初上陸の地として、大阪が選ばれた。この歴史的な開業に、世界中から熱い視線が注がれている。

大阪に新たに誕生するマーケットは、3000平方メートルを超える広大な空間に、全800席もの圧巻の座席数を完備。さらに、厳選された17のキッチン、2つのバー、ライブ演奏が楽しめるステージ、イベントルームを一つ屋根の下に集め、大阪の「最高」を凝縮した。

場内にはロングテーブルが配されているので、隣に座った人と思わず話が弾むこともあるだろう。

営業時間は11時から23時まで休みなくオープン。友人とのランチからディナーの後の2軒目としての利用まで、さまざまなシーンで気軽に楽しめるのが魅力だ。また、子ども向けメニューも用意されているのもうれしい。

実際に訪れると、スケールの大きさと、豊富な情報量に圧倒されるかもしれない。そこで、ここでは同施設で注目してほしい8つのポイントを紹介しよう。

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トップシェフの技に感嘆する。

まず、タイムアウトマーケット大阪で注目すべきは、星付きシェフやトップシェフの豪華な顔ぶれだ。大阪で初めて焼き鳥店としてミシュラン一つ星を獲得した「あやむ屋」は、今回の出店にあたり、あえて焼き鳥ではなく鶏を使った新たな料理を提案する。

「手羽先の唐揚げ」は、カリカリに揚げられた皮と、しっかり染み込んだ味が絶妙な一品。トップシェフの手にかかると、家庭などでも馴染みのあるメニューが一味違った繊細な表情を見せる。

また、世界的レストラン「ノーマ キョウト(Noma Kyoto)」でも腕を振るった実力派シェフのウィリー・モンロイ(Willy Monroy)が手がけるメキシカン「覇王樹(サボテン)タケリア」も見逃せない。

 彼が提案する「セビーチェ - シーフードと柑橘のマリネ」は、柑橘の爽やかな香りが引き立つ正統派。しかし、その一皿には和食のような繊細さも感じられ、丁寧な仕事が光る仕上がりとなっている。

韓国食堂 入ル」の店主は女性で初めての韓国調理技能士1級免許を取得したパク・サムスン(朴三淳)の味を受け継ぐサムゲタン(参鶏湯)専門店。オープン以来、4年連続でビブグルマンを受賞する実力派で、その参鶏湯は、長時間じっくりと煮込まれたスープにうまみが溶け出し、とろみのある口当たりと優しい味わいが特徴。滋味深い最上級の参鶏湯をじっくりと堪能してほしい。

京都の名店「創作中華 一之船入」のオーナーシェフギ・ヨシユキ(魏禧之)が手がける新ブランド「魏飯焼味(ギハンシュウメイ)」も登場。提供するのは、香港のローカルフード「焼味(シウメイ)」だ。

下味をつけて炙り焼きにした一品で、パリッと香ばしい皮と、しっとりと旨みが染み込んだ肉の絶妙なバランスが楽しめる。酒との相性も抜群だ。

伝統と革新の融合を味わう。

意外性のある素材の組み合わせで楽しませてくれる店にも注目したい。ピッツァ タイムワープ ∈ ラチェルバ(PIZZA TIMEWARP ∈ LACERBA)」が提案する釜焼きピザは、トッピングには沖縄の黒糖や黒豚など、ユニークな食材を使用。さらに、カカオを使ったソースで深みをプラスし、計算し尽くされたバランスに仕上がっている。

そして、ラーメン店からも常識を覆す驚きの一杯が。「座銀 DIVeRSITY(ZAGIN DIVERSITY)」が提供するのは、まるでフレンチのコースに並んでも違和感のない、美しく洗練されたラーメン。メニューの一つ「牛骨ラーメン白湯」は、上品なビジュアルだけでなく、国産小麦「春よ恋」を使用した麺がもちっとした食感を生み出し、本格的な味わいを際立たせている。新たなラーメンの境地を感じさせる一杯だ。

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名店はハシゴする。

名店の味が気軽に楽しめるのも、同マーケットの大きな魅力。普段はコースを振る舞う店がアラカルトメニューを提供するので、名店ホッピングなんていう贅沢なチョイスができる。

奈良発の和牛フルコースを提供する肉割烹「#肉といえば松田」では、本店のクオリティーをそのままに、アラカルトスタイルで楽しめる。「和牛ヘレカツサンド」は、牛肉をさっと揚げたカツを薄いトーストで挟んだカツサンドで、断面のほとんどが肉。贅沢の極みとも言える一品だ。

ミシュランのビブグルマンを連続受賞した創作串揚げ店のカジュアルライン「クシアゲ ゼロゼロイチ(Kushiage 001)」を展開。「串揚げセット」には、新進気鋭シェフならではの遊び心たっぷりの個性豊かな味が揃う。

くいだおれの街が誇る味に舌鼓を打つ。

せっかく大阪を訪れたなら、大阪発祥グルメや地元の人気店の味を楽しまない手はない。「食い倒れの街」として知られ、世界中の人々を食の魅力で惹きつけてきたこの地の名店の味を堪能しよう。

地元住民からも愛される「粉もん」の人気店「コアラ食堂」が提供する「お好み焼き」をぜひ食べてほしい。表面がカリッとクランチーで、中はふわりとした食感がたまらない。 

大阪のうどんフリークなら知らない人はいない「情熱うどん 讃州」のうどんは3種類の出汁の深い余韻が口の中に広がり、一度食べたら何度でも通いたくなる味わいだ。 

客の足が絶えない人気スパイスカレー店「渡邊咖喱(WATANABE CURRY)」は、 スパイスと出汁のバランスが絶妙に調和したカレーと、その味を底上げするターメリックライスを組み合わせ、さらに、カラッと揚がったカツが加わることで、食感にリズムが生まれる。店主のこだわりが凝縮された一皿とじっくりと向き合いたい。

大阪発祥の「シャリコマ」のスタイルと圧倒的なコストパフォーマンスでリピーターが多い「喜多郎寿し」は、新鮮なネタで、何を頼んでも間違いなし。ピンチョスのような感覚で楽しめるため、酒のつまみとしてもおすすめだ。

アメリカ村で長年愛さ続ける本格派アメリカンバーガーの名店「クリッターズバーガー(CRITTERS BURGER)」は、噛むたびにあふれるジューシーな肉汁と、こだわりのほのかに甘みがあるバンズ、絶妙なソースが織りなすクオリティに驚かされるだろう。

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プレミアムなスイーツで心を満たす。

ふと一息つきたくなった時も、マーケットへ。特別なスイーツと香り高いコーヒーが心を満たしてくれる。

ジュリアンアイスクリーム シュクレとアシッド(JULIAN♡SUCRÉ♡ACID)」では、フランス菓子の技術を学んだパティシエや、パン職人たちが、その技術を日本の喫茶文化に落とし込む。「プリンアラモード♡アイス」は、余計なものは加えずに、ワンランク上の洗練された味を探究。海外から訪れた人にも日本の喫茶店の味を紹介する。

 「香り」と「記憶」をテーマにした菓子を作る「セイイチロウ ニシゾノ(Seiichiro,NISHIZONO)」では、季節感たっぷりのパフェを展開。素材の香りを巧みに組み合わせ、四季を感じさせるパフェは、見た目も華やかだ。特別感あふれる香りと味を堪能してほしい。

 京都・祇園の名店「ぎおん徳屋」のかき氷「特上抹茶の宇治金時」もマーケットで味わえる。には、特上の抹茶と自家製の粒あんが使用され、素材のうまみがダイレクトに伝わる一品。口に入れた瞬間、心地よい涼が感じられる。

 世界中のコーヒー好きを虜にする「メルコーヒーロースターズ(Mel Coffee Roasters)」のスペシャルティコーヒーでコーヒーブレイクを格上げしよう。高級品種の「ゲイシャブレンド」を使用したカフェラテは、花のようなフルーティーなアロマが鼻を抜け、ひと口飲むたびに余韻が広がる。

料理を引き立てる美酒に酔いしれる。

マーケットでの食体験に欠かせないのが、こだわりのドリンク。場内には、2つの「タイムアウト バー(Time Out Bar)」を完備し、バーごとに異なるジャンルの酒を展開する。

ドラフトビールやグラスワインをはじめ、大阪・兵庫・京都など近畿地方を中心にセレクトした日本酒、さらに世界的に評価の高いジャパニーズウイスキーなどをラインアップ。和洋中のどんなジャンルの料理にも合うよう、豊富な種類のアルコールを揃える。

さらに、大阪をテーマにしたシグネチャーカクテル「浪速ストリーム」は、大阪のクラフトウォッカ・クラフトリキュール・桃のネクターを使い、水の都・大阪を表現したターコイズブルーが涼しげなカクテルだ。

 ネクターのとろけるような甘さに、グラスに付けた抹茶塩の塩味が良いアクセントに。特別な一杯として記念にオーダーしたくなる。「グラングリーンモヒート」は、緑豊かな「グラングリーン大阪」をテーマにしており、大阪発祥の山崎ウイスキーをカクテルに使用。さらにモヒートには珍しく、山崎ウイスキーを熟成する際に使用した樽で作った梅酒を加えている。

一口飲むと、梅のフルーティーな酸味が口いっぱいに広がり、後味はミントの軽やかな爽やかさでスッキリとしている。モクテルやスムージーも用意されているため、ノンアルコール派でも思う存分楽しめるのがうれしい。

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大阪発カルチャーの「今」を知る。

同マーケットは、現地のフードシーンのハブとしての役割を果たすだけでなく、カルチャープログラムを通じて、地元のエンターテインメントや才能を発信する場でもある。

場内に設置されたイベントルームやステージで、DJやバンド、ミュージシャンを招いたライブイベントをはじめ、家族でも楽しめるアクティビティーやワークショップなどの多彩なプログラムを年間を通じて開催予定だ。

大阪最新アートシーンに出合う。

マーケットでは、地元アーティストとのつながりも大切にし、活気あふれる大阪のアートシーンを紹介。オープン時には、大阪を拠点に活躍するアーティスト・中尾舜(SHUN NAKAO)が手がけた壮大な壁画が場内を彩る。

グラフィティーなどのストリートカルチャーからインスピレーションを受けて制作された壁画のダイナミックな表現は、大阪というエネルギッシュな街を凝縮したかのようだ。

大阪のこれまで、今、これからが一堂に集まる同マーケット。ぜひ訪れて、大阪の「最高」を味わい尽くそう。

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