ヤマハ銀座店でしかできない5のこと

楽器を買うだけじゃない、体験型店舗で開く新しい音楽の扉
Yamaha Ginza
Photo: Keisuke Tanigawa
Written by Time Out. Paid for by Yamaha Corporation
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確かな技術で、日本はもちろん、世界の演奏家からの信頼も熱い総合楽器メーカー、YAMAHA。銀座7丁目にあるヤマハ銀座店は、楽器や楽譜の購入はもちろん、さまざまな角度から音楽への興味を深められる、音楽の体験型店舗だ。ここでは、ヤマハ銀座店の見どころを五つの切り口で紹介。最高の演奏を浴びるのはもちろん、食や最新技術、本など、あらゆる入り口から新しい音の世界を体験しよう。

1. ピアニストになる。

ビルに入ってすぐ目に入るのが、真っ白な電子ピアノ『key between people』。これは、誰もがふらっと、自由に弾くことのできるフリーの鍵盤楽器だ。

「演奏者と聴衆の心地よいコミュニケーションの形」としてデザインされており、ベンチは演者を囲むように設置。奥のカフェスタンドで購入したドリンクや菓子であれば、この場所での飲食が可能で、ピアノを弾いたり、演奏に耳を傾けながら楽しむこともできる。

音を奏でる手元が大型のディスプレーに映し出されれば、気分はもう名演奏家。自分の演奏はiPhoneなどで撮影することもできるので、記念に残しておくのもおすすめだ。

2. 音楽愛に満たされた休憩時間を過ごす。

普通のカフェでは物足りないという人は、2階にあるカフェラウンジ、NOTES BY YAMAHAへ。ここで提供するのは、音楽家や楽曲、映画にちなんだ食事やモクテル。例えば、『ダミー・デイジー』は、ブラームスの好物といわれるケモモのジャムからインスピレーションを得たモクテルで、コケモモを使った自家製シロップとノンアルコールジンで作る甘酸っぱい一杯だ。

カフェラウンジの利用者は、ブックプロデューサーの幅允孝が選書した約700冊の本を自由に読むことも可能。「音楽と心」「音楽と表現者たち」など、本は11のテーマでセレクトされているほか、音楽評論家が「見たことがない」と言うほどにマニアックなものも置いているので、きっと自分の想像を超える「音楽」との出合いを果たせるだろう。

3. 共鳴した音を浴びる。

7〜9階にあるのは、1953年創業、2010年にリニューアルオープンしたコンサートホール。特徴は、壁や床、座席に楽器で用いる木材が使われており、ホールを一つの楽器として捉えていること。

例えば、舞台の背面壁を作っているのは、ドラムに使われるメープル。観客が座る座席は、ギターに用いられる杉でできている。楽器と同じく、経年変化とともにどんどん良い音になってほしいという願いも込められているそうだ。

ホールはビルの8階にあるが、実は建物の下を通る地下鉄の振動がここまで響いてしまうため、ホールと建物の間には、一定の空間が作られている。この空間分のスペースで、客席は333とやや少なめだが、こういったこだわりの積み重ねで、バイオリニストは「バイオリンのために作られたホールだ」、ピアニストは「ピアノのために作られたホールだ」と言うほどに、最高の音を全身で浴びられるホールとして愛されている。

4. 音楽のような建築を眺める。

ヤマハ銀座ビルを訪ねたら、外観をしっかり見上げることも忘れないでほしい。1階の入り口からだとなかなか気が付けないが、外観には、一枚一枚手仕事で作り上げた「金箔(きんぱく)合わせガラス」が用いられているのだ。

外側から全体を見上げるのもいいが、7階のホールのロビーでは「金箔合わせガラス」を近くで見ることができる。ここからであれば、音の波や、リズムの揺らぎを表現した微妙な濃淡の金のグラデーションもチェックすることができるだろう(ヤマハホールロビーに入るにはコンサートチケットが必要)。

同じ建物でも、昼と夜とでは見え方が異なるので、ぜひ時間の経過とともに変化する表情も楽しんでみてほしい。

5. 当たりのどら焼きを狙う。

最後は、1階のカフェスタンドで音叉(おんさ)の焼き印が押されたどら焼きを購入して帰ろう。『小豆餡&栗甘露煮』『白餡&抹茶クリーム』『苺餡&バタークリーム』の3種類があり、どら焼きだけに、楽器の銅鑼(どら)をモチーフにしたパッケージもかわいらしい。

ぜひ手に入れたいのが、ランダムに出るという「当たり」のどら焼き。2021年4月中旬頃に登場するもので、当たりには、どうやら新柄の焼き印が押されているよう。箱に詰めてもらうこともできるので、手土産にもおすすめだ。

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