1. Cherry blossoms along Meguro River
    Photo: Tawatchai Prakobkit/DreamstimeCherry blossoms along the Meguro River
  2. アートフルSakuraアフタヌーンティー
    画像提供:アンダーズ 東京

2024年3月にしかできないこと

食・アート・音楽など、3月開催のイベントを紹介

編集:
Time Out Tokyo Editors
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  • Things to do
  • 幕張

「365日の台湾夜市を日本で」をコンセプトに開催されているグルメイベント「台湾祭」が、過去最大規模で幕張の「豊砂公園」を会場に開かれる。  台湾商品の買い物や足裏マッサージ、運勢占いなどが体験でき、ちょうちんに彩られた会場は、本場の台湾夜市にいるのかと錯覚してしまうほどだろう。なかでも夜市に欠かせない屋台グルメを味わえるのが、大きな魅力だ。 顔が隠れるほどの大きなサイズの台湾唐揚げ「大鶏排(ダージーパイ)」や、米粉を使ったモチモチ麺に牛肉とスパイシーな濃厚牛肉スープが合わさった「牛肉麺」。「豆花(トーファ)」「芋圓(ユーユェン)」などの定番スイーツに、ごま団子、台湾式しるこなど、デザートのラインアップも充実している。 さらに、干しエビやネギが入った豆乳スープ、醤油や砂糖で味付けした肉のでんぶをまぶした台湾パンなどを味わえる朝食ブースも初登場する。台湾以外では同イベントでしか飲めない、台湾の生ビールも試してみたい。 ゴールデンウィークは、定番からディープな逸品まで、台湾グルメを堪能してみては。 ※11〜20時(土・日曜・祝日は21時まで)/L.O.は閉場30分前まで/入場は無料

  • アート
  • みなとみらい

3年に1度開催されるアートの祭典「第8回横浜トリエンナーレ」が横浜で開幕。国際的に活躍するアーティスティックディレクター(以下AD)を招き、世界のアーティストたちが何を考え、どのような作品を制作しているかを紹介する。 第8回目となる今回のテーマは「野草:いま、ここで⽣きてる」。先行きの見えない現代を、野草のように無防備ながらたくましく生きようとするアーティスト一人一人の姿に目を向ける。ADには北京からリウ・ディン(劉⿍)とキャロル・インホワ・ルー(盧迎華)を迎え、日本初出展者を含む多様な国と地域を持つ全93組のアーティストが参加する。そのうち日本初出展は31組、新作を発表する作家は20組となる。 作品を鑑賞できるのは、3年にわたる工事休館を終えてリニューアルオープンを迎える「横浜美術館」「旧第一銀行横浜支店」「BankART KAIKO」の3会場(「野草:いま、ここで⽣きてる」鑑賞券の購入で同3会場に入場可能)。ほかに、「クイーンズスクエア横浜」「元町・中華街駅連絡通路」など町の中にも作品が展示される。 街がアートと一体化するこの機会に、ぜひ足を運んで体験してみよう。 ※チケットは、タイムアウト東京のパートナーサイトでも購入可能だ

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  • Things to do
  • 立川

旧立川飛行場跡に国営昭和記念公園が開設されて、2024年で40周年。今年は周年記念のため、15000平方メートルの広大さを誇る「花の丘」に、180万本ものネモフィラを植栽する特別企画が行われる。見渡すかぎりネモフィラブルーに染められる景観は圧巻だ。 2024年4月27日(土)、5月11日(土)には、「ネモフィラ×シャボン玉のフォトジェニックタイム」を開催。時間限定で花畑にシャボン玉が舞う特別な一枚を写真に収められる。 4月7日(日)、14日(日)には、「チューリップガーデンスペシャル撮影タイム」を実施予定。開園直後の時間帯を利用してガーデン内への立ち入りを制限し、人が写り込まない状態で撮影ができるイベントだ。 ほかにも、期間中はサクラをはじめ園内各所でさまざまな花の開花リレーが楽しめる。 例年以上に華やぎを増すフェスティバルで、春を満喫できる特別なひとときが過ごせそうだ。

  • アート
  • 所沢

20世紀を代表する芸術家、サルバドール・ダリの世界に没入できる展覧会が「角川武蔵野ミュージアム」で開催。展示では、ピンク・フロイドの楽曲が鳴り響く中、床や壁面360度に映し出される空間に身を委ねながら、その奇妙な世界観を体感できる。 第1会場の「体感型デジタルアート劇場」では、「記憶の固執」(1931年)、「聖アントワーヌの誘惑」(1946年)などの名作をはじめ、写真やインスタレーション、映画作品などで構成した映像を32台のプロジェクターを使って360度に映写する。12幕(約35分間)で構成された映像は、歩きながらでも座りながらでも自由に鑑賞できるのがポイントだ。 このほか、ダリの名言を集めた「言葉の回廊」や、生涯をたどることができる年表、無料のフォトスポットを設置。マルチな表現を極めたアーティストの世界に浸りたい。 Creative Direction: Gianfranco Iannuzzi Created by : Gianfranco Iannuzzi – Renato Gatto – Massimiliano Siccardi KCM Editing: Rino Tagliafierro Production: Culturespaces Digital® ©角川武蔵野ミュージアム

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  • アート
  • 目黒

目黒の「ホテル雅叙園東京」にある1935年築の東京都指定文化財「百段階段」で、大正ロマン・昭和モダンを代表するモダンガールの服装や空間演出、当時を代表する作家の作品を展示したイベントを開催。西洋文化の影響を受けた女性たちの、大正後期から昭和初期にかけてのアイコニックな服装や空間演出だけでなく、当時を代表する作家による作品などを展示する。 作品は、大正ロマンの美人画で一世を風靡(ふうび)した竹久夢二の作品をはじめ、「幻のデザイン画家・謎の叙情版画家」と称された小林かいちの絵封筒などが並ぶ。ほかにも、イラストレーターの加藤美紀による百段階段をモチーフにしたイラストや、そのイラストのモチーフになった着物も見ることができる。 また、ホテル雅叙園1階の「ニューアメリカングリル カナデテラス(New American Grill KANADE TERRACE)」では、レトロな喫茶店をイメージした「昭和モダンアフタヌーンティー」が期間限定で4月8日から開催される。ここホテル雅叙園東京で、大正・昭和にタイムトラベルしてみては。 ※11〜18時(最終入館は17時30分)/4月9日は16時30分まで(最終入館は16時)/料金は1,600円、学生1,000円、小・中学生800円、未就学児無料 関連記事 『ホテル雅叙園東京で行われる都内最大級のひなまつり展「百段雛まつり」をレポート』

  • アート
  • 千葉

千葉県誕生150周年記念事業の一環で実施される、千葉県ならではの新たな芸術祭。千葉県市原市、木更津市、君津市、袖ケ浦市、富津市の内房総5市が連携して開催する大規模なイベントだ。 アートを主とする「LIFE ART」と、音楽を主とする「LIVE ART」を両軸に、49日間さまざまな展示やパフォーマンスが行われる。「LIFE ART」では、国内外から招聘(しょうへい)した現代アーティストたちの作品を、内房総5市の各所で展示する。出展アーティストは、梅田哲也、小谷元彦、SIDE CORE、さわひらき、島袋道浩、名和晃平などが参加する。 「LIVE ART」では、芸術祭の総合プロデューサーである小林武史が4会場でそれぞれ異なるスペシャルライブを開催。それぞれにコンサートタイトルがつき、通常の音楽ライブでは観られない異次元のアート的表現を展開する。出演アーティストは、櫻井和寿、スガシカオ、宮本浩次、荻野目洋子などで、小林も全ステージでパフォーマンスを披露する。 日程などの詳細は公式ウェブサイトで確認してほしい。  

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  • アート
  • 新宿

インテリアやプロダクトなどのさまざまなデザインや、トーベ・ヤンソン(Tove Marika Jansson)の物語「ムーミン」など、日本人にとって馴染み深い北欧の国々。「北欧の神秘 ノルウェー・スウェーデン・フィンランドの絵画」は、「ノルウェー国立美術館」「スウェーデン国立美術館」「フィンランド国立アテネウム美術館」の3館からえりすぐりの絵画コレクションが来日する、国内初の北欧絵画展だ。 ノルウェーの画家エドヴァルド・ムンクや、フィンランドの画家アクセリ・ガッレン=カッレラ(Akseli Gallen-Kallela)など、19世紀から20世紀初頭の国民的な画家たちの作品約70点を紹介。豊かな自然を描いた風景画や、憂いある色彩が特徴的な肖像画、神話をモチーフにしたドラマチックな作品など異なるテーマを通して、北欧の国々の作品に通底する空気感や色彩を伝える。 夏の白夜、極寒の夜空に浮かぶオーロラや深い森、フィヨルドなどの美しい自然に囲まれた北欧は、古くから神話やおとぎ話などが伝わり、数多くの芸術の舞台となってきた。北欧の魅力を、絵画によって再認識する機会になりそうだ。

  • アート
  • 上野

江戸時代、吉原の約250年にわたる文化と芸術に迫る展示が「東京藝術大学大学美術館」で開催。今や失われた「吉原遊廓」における江戸の文化と芸術について、「ワズワース・アテネウム美術館」や「大英博物館」からの里帰り作品を含む、約250件に及ぶ国内外の名品の数々を歴史的に検証する。 葛飾北斎や歌川国貞、歌川広重などの風俗画や美人画を展示するほか、展示室に吉原の街並みを再現した疑似体験ブースや、辻村寿三郎の「江戸風俗人形」が並ぶ吉原の妓楼(ぎろう)「三浦屋」の3メートル四方の立体模型など、あらゆる角度から江戸吉原の非日常的な美が味わえる内容となっている。 この貴重な機会にぜひ足を運んでみてほしい。

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  • アート
  • 谷中

谷中のコンテンポラリーアートギャラリー「スカイ ザ バスハウス」で、タイ・バンコク生まれのアピチャッポン・ウィーラセタクン(Apichatpong Weerasethakul)が、7年ぶり5回目の個展を開催する。 本展のタイトルでもある「Solarium(ソラリウム)」は、自身が幼少期に夢中になったホラー映画に着想を得た新たな映像作品だ。併せて、写真を用いてさまざまな時間を表現した「Boxes of Time」シリーズや、ドローイングの作品群も、初めて一般に向けて公開される。 自身初のVR映像作品「太陽との対話(VR)」を「シアターコモンズ'24」で上映し、話題になったことも記憶に新しい。国内外からの注目がますます高まる彼の活動と、メディアを問わない最新展示を見逃さないでほしい。

  • アート
  • 茅ヶ崎

緑豊かな緑地公園内にある「茅ヶ崎市美術館」で、鎌倉とロサンゼルスを拠点に活動するフランシス真悟の個展「Exploring Color and Space―色と空間を冒険する」が開催。作品と対峙(たいじ)してこそ分かる、何層にも及ぶ色の重なりや、色と色の微細な組み合わせと質感が味わえる。 フランシスは、1969年にカリフォルニア州サンタモニカで生まれた。3歳から12歳までを日本で過ごし、現在は鎌倉とロサンゼルスを拠点に、絵画によってできることは何かを追究し続けている作家だ。抽象表現や禅の円相をも想起させる作品群は、国内外で高い評価を得ている。 本展では、顔料に含まれる無数の粒子に光が干渉することによって、観る角度や光の反射によりさまざまに表情を変えて移ろう色彩が記憶に残る「Interference」シリーズをはじめ、コロナ禍の閉塞(へいそく)的な状況の中、鮮やかな色彩と筆の動きで描かれた「Daily Drawing」シリーズなど、初期から最新作までが一堂に会する。

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