2023年7月29日に、10代のための「ネオお休みどころ」が、檜原街道沿いにオープンした。積極的な交流をせずとも、知り合い同士でなくとも、子どもたちが目的を持たず、ただなんとなく一緒にいられる場所である。
渋谷区にある「恵比寿じもと食堂」を運営している末岡真理子が、あきる野市に移住してきた当時、「地元の子どもたちが集える場所を作れないか」と思い、空き店舗を活用して立ち上げたのが「100日荘」だ。
入ってすぐの土間にはキュートな卓球台があり、壁にはずらりとアナログゲームが並んでおり、遊ぶための道具が揃っている。土間の隅には「ICHIJOフリッジ」と名付けられた公共に向けて開かれた冷蔵庫もある。地域の人が登録すれば自由に食料品を入れ、必要とする人が自由に持っていけるというものだ。
いつか一人で生きていく時のために、料理の作り方を楽しく学べる「10代仕込み部」などといったイベントも開催されている。
子どもだけでなく、通りがかりの大学生や、観光客、高齢者らが一息つくために寄ることもあるそうだ。地域の新しい開かれた場所を、訪れてみよう。
なお、オープンデーは火・金曜のみなので注意してほしい。