「火渡り祭」は、「高尾山薬王院」が毎年3月の第2日曜日に行う伝統行事。下山した山伏が行う荒行の一つである、火業を一般公開する。
中でも、燃やした護摩木の上を歩く火渡りは圧巻だ。火の上を歩くことで心身が清められ、無病息災や開運を祈願できる。
火渡りの前には、山伏が剣を振るいながら参拝者の災厄を払い、魔を断ち切る「寶剣(ほうけん)」の儀式や、魔を場内へ入れないよう矢を東西南北に放つ「法弓(ほうきゅう)」、行者が熱湯で心身を清める「湯加持(ゆかじ)」などの伝統儀式が行われる。
また、会場は薬王院ではなく、高尾山の麓にある「自動車祈祷殿広場」となるので、注意が必要だ。一般信者の渡火も可能なので、勇気があれば挑戦してほしい。
※13時〜/入場は無料