7760(天平宝字4)年、伏見稲荷大社から御分霊を勧請して創建されたという「玉姫稲荷神社」。1333(正慶2)年に新田義貞が鎌倉の北条高時を追討するに際してここで戦勝を祈願し、弘法大師直筆という稲荷大神の像を「瑠璃の宝塔」に納めたことから「玉秘め(たまひめ)」の名が付いたという。
1872年(明治5年)、村社に列格。商売繁盛・就職・求人あるいは合格祈願の人は羽織を着た立ち姿の「お狐さま」、良縁を祈願する人は、裃を着た座り姿の「お狐さま」を拝受し、自宅に安置して祈願する。願いがかなえば、もう1体と雌雄一対にして神社に納めるという。
良縁を祈願する人は、裃を着た座り姿の“お狐さま”を拝受し、やはり願いが叶えば、もう一体拝受して雌雄1対とし、神社に納めるという。