日枝神社の山王祭、神田明神の神田祭と並ぶ江戸三大祭りのひとつ、富岡八幡宮の例祭。「陰祭り」にあたる今年は、8月11日に52基の神輿が担がれる。注目は子供たちが神輿を担ぎ、門前仲町交差点から富岡八幡宮の鳥居前まで歩く「子供神輿連合渡御」(こどもみこしれんごうとぎょ)。伝統的な「わっしょい」のかけ声とともに、町を進む様子は迫力満点だ。担ぎ手には沿道の観衆から清めの水が勢いよく浴びせられ、双方が一体となって盛り上がり、別名で「水掛け祭」とも呼ばれている。
祭りの期間中は境内の舞台にて石見神楽や少林寺拳法、琴・三味線演奏、太鼓などさまざまな演芸が披露されるほか、ジャズ演奏や茶道会なども実施される。神社周辺には多種多様な露店が立ち並び、多くの人で賑わう。