1. 日本にインスパイアされた設定
日本人チーフプロデューサー辰巳清は、観客に完全新作の演目と、独特なひねりを加えたフエルサブルータ名物の演目の両方を楽しみにしてほしいと語る。「このショーはアウトサイダーから見た日本の姿であり、日本人も楽しむことができます。クエンティン・タランティーノが監督した映画キル・ビルのように、外国人芸術監督が感じた日本が表現され、日本人が見た日本とは異なる観点も含まれています」と明かした。芸者の舞いや、侍と忍者の立ち回りのほかにも、苦境に置かれている農民の一団が日本の明るい未来を切り開くというような意義深い物語に期待してほしい。制作者兼、芸術監督であるディキ・ジェイムズは、ショーのインスピレーションを得るため、過去5年の間に日本を複数回訪れ、辰巳に案内してもらいながら京都や奈良などさまざまな場所を見て回ったそうだ。