東京を拠点とするブランド『Ambush(アンブッシュ)』がキャットストリートに初の旗艦店をオープン。2015年に閉店した、アメリカンアパレル渋谷メンズ館の跡地に建てられた同店は、140㎡の広さを利用し、ブランドの世界観を忠実に再現している。ユニセックスな雰囲気が特徴のブランドのため、店内にはメンズとウィメンズといったカテゴライズは特にない。メインである衣服を中心に、ブランドを象徴するコンセプチュアルなジュエリーが陳列されている。そのほかストア限定のアイテムや、デザイナーのインスピレーションを想起させるような本など、バラエティに富んだアイテムが揃う。訪れるたびに新たな出会いがあるだろう。 『Ambush』は日本のファッションシーンやミュージックシーンにおいて大きな影響を与えているVerbalとYoonが立ち上げたブランドだ。日本の伝統的技術と職人技が融合した、東京ストリートの本質をとらえたデザインで知られる。これまで、キム・ジョーンズ時代の『ルイ・ヴィトン』や、『メゾン キツネ』、『サカイ』や『アンダーカバー』など、錚々たるブランドとコラボレーションをしてきた。今後も東京を代表するブランドのひとつとして、注目してほしい。
テキスト 桑原怜子
アリババの世界初となるVRショッピングストアからドローン配達まで、新技術の出現で買い物の方法が絶えず変化し続けている。実店舗が購買客を取り戻すには何ができるだろうか。2016年8月から9月の間に、5つのドメスティックブランドが東京に新たな旗艦店をオープンさせた。路面店の魅力は、ブランドがひしめき合うショッピングモールや、服の写真をスクロールして眺めるeコマースとは異なり、ブランドの世界観が楽しめる点にある。世界が注目する気鋭のブランドの世界にどっぷりと浸かり、リアルなショッピング体験を楽しみたい。そんな人に勧めたい5つのショップを紹介する。