東京、しっかりプリン5選

新橋、赤羽、渋谷などで味わう絶品プリン

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テキスト:市川歩美

プリンは「固めのしっかり派」が増えている。とろとろしていない「自立するプリン」には、確固たる存在感があり、手作りのあたたかさと風情もある。ゼラチンで冷やし固めず、「蒸す」または「焼く」プロセスがあるほか、シンプルなだけに、オーナーのポリシーがしっかりと現れるのも特徴だ。今回紹介するプリンは、いずれも大人気。席数が少なく、1日に作れる数にも限りがあるので、各店の事情をよく理解したうえで、時間と気持ちに余裕を持って訪れてほしい。

※営業に支障が出る恐れがあるため、店舗への電話での問い合わせはお控えください。売り切れの場合もありますのでご了承ください。

  • カフェ・喫茶店
  • 田町
グーテ・ド・ママン
グーテ・ド・ママン

『キャラメルプディング』(454円)

人気メニュー『キャラメルプディング』は、35年間、変わることなくファンに愛され続けている。卵の力を使ってしっかり固めたプリンは、ぷるんと揺れる形や食感、味、見た目、その全てがまさに「プリン的」。創業当時から使われているオーブンで作られるのが特徴で、「温まるのに時間はかかるが保温がよい」オーブンの個性が、この味を唯一のものにしている。良質な卵の風味を感じる甘さを抑えたプリン生地とビターなキャラメルのバランスがよく、何度食べても幸せな気持ちに。店名の「ママのおやつ」の名前の通り、心まであたたまるプリンだ。オーブンから出したままのアルミカップ入りで、テイクアウトもできる。

  • 新橋
ヘッケルン
ヘッケルン

『特製ジャンボプリン』(350円)

虎ノ門にある喫茶店、ヘッケルンは創業約50年の老舗。人気メニュー『特製ジャンボプリン』は、店主自身により店内で作られている。作れる数に限りがあるうえ人気なので、売り切れ、または出来上がりをかなり待つ可能性もあるが、それを前提で出かけたい。プリンはシンプルで、茶碗蒸しのような滑らかさ。しつこさが一切なく、朝も食後も、いつでも食べたくなる優しさに満ちている。卵、牛乳、砂糖のみを使ったプリンは、店主が子どもの頃に作ってもらった母の味が原点にある。1時間以上かけて作られるカラメルソースの美味しさとともに、店主のあたたかな人柄が一層プリンの味わいを愛すべきものにしている。

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  • カフェ・喫茶店
  • 赤羽
豆電コーヒー
豆電コーヒー

『豆電プリン』(400円)

赤羽にあるコーヒーが美味しい小さなカフェ、豆電コーヒーの人気メニュー『豆電プリン』は、とにかくヴィジュアルが可愛い。プリン用の銀色の皿ギリギリに乗せられたプリンに、ふんわりと生クリームが立体的にトッピングされている。フォトジェニックさ故に写真を撮らずにはいられないだろう。プリンの味は濃厚で、クリームがしっかりと感じられる。プリンを生クリームとともに、さらには、皿の底にあふれんばかりに浸るキャラメルソースとともに口に運ぶとさらに濃厚でコクがあり、濃いめのコーヒーによくあう。ソースが最後まできれいに食べ切れる皿の形などに、細やかな工夫を感じる。

  • 二子玉川
オクシモロン 二子玉川
オクシモロン 二子玉川

『カスタードプリン』(500円)

玉川高島屋S.C南館にある人気店、オクシモロンでは、カレーやコーヒーとともに、プリンが大人気。プリンは大きめで、卵の力でしっかりぷるんと固まっている。バニラの粒が表面に表れ、高さがあるのも特徴。生クリームを使わず、全卵、牛乳、砂糖とバニラビーンズだけで作られているため、食事後もスイスイと食べられてしまう。甘さは抑えめで、カレーの後にコーヒーと合わせると相性抜群。カウンターに座ると、銀色のカップから皿にプリンをはずす、丁寧な作業ぶりが見られる。平日でも11時の開店とともに満席になることが多いので、時間に余裕を持って出かけることをおすすめする。

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  • コーヒーショップ・喫茶店
  • 浅草
  • 価格 1/4
コーヒーハウス ニシヤ
コーヒーハウス ニシヤ

『カスタードプリン』(500円)

2013年にバリスタの西谷恭平がオープンしたコーヒーハウスで、『カスタードプリン』が人気を集めている。食べやすいサイズで、クリームと卵の風味を感じるプリン生地に、アマレットを加えた程よくビターなキャラメルソースが調和。ホイップした生クリームを乗せ、粉糖をあしらった『プレミアム プリン』もあり、こちらは550円だ。ヨーロッパの街角にあるバールやカフェのような店は地域に根ざし、店内はいきいきしている。まずは、美味しいコーヒーを注文しよう『カスタードプリン』とコーヒーを味わう時間を大切に楽しみたい。連日大変混み合うため「プリンがあったらラッキー」くらいの気持ちで出かけよう。

もっと甘いものを求めるなら...

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