タイムアウト東京 > レストラン&カフェ > 東京、もんじゃ5選
江戸時代後期の文字焼きが語源とされる東京名物のもんじゃ焼き。江戸の下町で進化を遂げ、明治の初めには現在の形が確立したそうだ。1980年代に起ったもんじゃブームで、月島にはもんじゃストリートが登場。今でも約75店が軒を連ねている。ここでは、蜂蜜入りもんじゃを提供する独特の店と、土手は作らず、味付けはセルフサービスの町家もんじゃ、月島と浅草の老舗を紹介する。
町屋駅の近くにあるもんじゃ焼き店。月島とはまた違う町屋もんじゃは、土手は作らず、味付けはセルフサービス、そして安めの価格設定が特徴だ。同店の最もシンプルなメニュー『もんじゃ』は500円。人気はシイタケやイカ、タマゴなど様々な具が入った『浜作もんじゃ』(900円)と魚介のうま味が出た『切りイカもんじゃ』(630円)。『餃子もんじゃ』や『グラタンもんじゃ』など、珍しいメニューも多くあるので試したい。
伝法院通りから一本入ったところにあるもんじゃとお好み焼きの店。もんじゃとお好み焼きのメニュー全てに蜂蜜が入っているのが特徴。焼き方が分からなくとも、店の女将が優しく丁寧に焼き方を教えてくれる。名物は『なんじゃ焼きそば』(785円)。焼きそばには珍しくジャガイモが入っており、ソースが絡んだモチモチの麺とホクホクのじゃがいもは相性抜群。新しい浅草名物になるかもしれない。
浅草に行った際に寄ってほしい、人気のもんじゃ屋。基本的には自分で焼くスタイルの店で、自信がなければ店員から焼き方を聞いて、チャレンジしてみよう。おすすめは『明太もちチーズもんじゃ』(1,200円)で、さっぱりとしたオリジナルソースが旨さを引き立てている。
小説やエッセイを読んだ際、さりげなく登場する料理の名前や描写が、読後にまでも深く印象を残していることはないだろうか。作品に叙情的な厚みを加え、強烈なイメージとなって脳裏に焼き付く料理は、作家が思い入れや意図を持って配置した、作品の重要なエッセンスとも言えるだろう。食に強いこだわりを持つ作家は多く、彼らの著作に贔屓(ひいき)の料理店の名前が繰り返し出てくることもよくある。ここでは、明治~現代の文豪と関係深い料理店を紹介する。下町の洋食店や老舗の和食店など、いずれも文豪が活躍した当時から営業を続ける老舗ぞろい。往時に想いをはせながら、長きにわたって受け継がれてきた味を堪能してほしい。
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