タイムアウト東京 > レストラン&カフェ > 東京、もんじゃ5選
江戸時代後期の文字焼きが語源とされる東京名物のもんじゃ焼き。江戸の下町で進化を遂げ、明治の初めには現在の形が確立したそうだ。1980年代に起ったもんじゃブームで、月島にはもんじゃストリートが登場。今でも約75店が軒を連ねている。ここでは、蜂蜜入りもんじゃを提供する独特の店と、土手は作らず、味付けはセルフサービスの町家もんじゃ、月島と浅草の老舗を紹介する。
浅草に行った際に寄ってほしい、人気のもんじゃ屋。基本的には自分で焼くスタイルの店で、自信がなければ店員から焼き方を聞いて、チャレンジしてみよう。おすすめは『明太もちチーズもんじゃ』(1,200円)で、さっぱりとしたオリジナルソースが旨さを引き立てている。
小説やエッセイを読んだ際、さりげなく登場する料理の名前や描写が、読後にまでも深く印象を残していることはないだろうか。作品に叙情的な厚みを加え、強烈なイメージとなって脳裏に焼き付く料理は、作家が思い入れや意図を持って配置した、作品の重要なエッセンスとも言えるだろう。食に強いこだわりを持つ作家は多く、彼らの著作に贔屓(ひいき)の料理店の名前が繰り返し出てくることもよくある。ここでは、明治~現代の文豪と関係深い料理店を紹介する。下町の洋食店や老舗の和食店など、いずれも文豪が活躍した当時から営業を続ける老舗ぞろい。往時に想いをはせながら、長きにわたって受け継がれてきた味を堪能してほしい。
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