バーの女将に聞く夜の渋谷

スナックうつぼかづらの女将の夜の旅

Mari Hiratsuka
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渋谷にあるスナックうつぼかずらに立つ女将の蔵人は、各地を精力的に旅している人物でもある。数年間地方のアートフェアなどでポップアップバーを出店しながら過ごし、2015年に縁があってスナックうつぼかずらをオープンさせた。今も地方での1日女将などユニークな活動をする蔵人に、夜の渋谷の過ごし方を聞いてみた。

「店を開ける前に、近所のおてちきやで食事をすることもあります。九州、鹿児島の郷土料理の店で、地鶏を使った料理や焼酎などが揃っています。店員の方たちののんびりした訛(なま)りも好きで、なんだか落ち着く店です。

ほかには、富士屋本店も外せません。地下にある創業130年の立ち飲み酒場には、懐かしい雰囲気が漂っています。おすすめは、昔ながらのおつまみとホッピー。この組み合わせがよく合います。 

終電を逃した客たちと一緒に中国茶房8 青山店で始発を待つ夜もあります。24時間、年中無休で北京ダックを安く食べられる同店は、カジュアルでいい店ですね。

そんな感じで夜を過ごしていますが、桜丘にあるアットホームなバー、カタラタスへ飲みに行くこともあります。世界各国の輸入ビールがあって、品揃えが素晴らしいです」

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