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イタリアンベーカリー プリンチ®、代官山T-SITEに 日本初の単独1号店

一日を通してイタリア式の食文化を堪能できる

テキスト:
Miroku Hina
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テキスト:清水美穂子
写真:豊嶋希沙

中目黒のスターバックス リザーブ ロースタリー 東京にこの2月に初上陸したイタリアンベーカリー、プリンチ®が、7月24日(水)、代官山T-SITEに単独の店舗、プリンチ 代官山T-SITEをオープンする。ここでは朝8時から夜の10時まで、一日を通してイタリア式の食文化を堪能できる。

ライブ感あふれる、本格イタリアンベーカリー 

彩り豊かなショーケースを前にどれにしようか迷っても、コメッサ(サービススタッフ)が笑顔で対応してくれる。その向こうはオープンキッチンになっていて、ベーカーたちが窯から焼きたてのパンを出すところも見える。窓に面したカウンター席のほか、気候によってはテラス席も気持ちがいい。

一日中楽しめるプリンチのメニュー


 店では、約80種類のプリンチ®オリジナルレシピから時間帯に合わせてカジュアルに、イタリアの食が楽しめる。

朝食にはイタリア式クロワッサン『コルネッティ』(プレーン291円)を提供。しっかりパンの歯ごたえもありながら、サクサクと軽い。中にヘーゼルナッツチョコクリームやラズベリージャムなどを入れたものや、プロシュート、フォンティーナ(セミハードのチーズ)を挟んだサンドイッチもおすすめだ。

ハムやチーズは上質なイタリア産にこだわって、切りたてを使っている。

ランチには新鮮な食材をたっぷりと挟んだチャバッタや、「パン屋のピッツァ」とも呼ばれる『フォカッチャピッツァ』が選べる。

『モッツァレラ ディ ブッファラ』(1,058円)は自家製の濃厚なトマトソースを敷いたフォカッチャに、フレッシュな水牛のモッツァレラチーズをトッピング。常温でもおいしいのが特徴だ。パンは大きくても軽やかで食べやすい。

伝統的なイタリアンスイーツも見逃せない 

カフェタイムには、ティラミスや季節のタルトなどの本格イタリアンデザートに加え、代官山限定メニュー『ビニョラータ アル チョコラート』(518円)を提供。

生クリームを詰めた軽やかなシュー生地を、たっぷりのなめらかなチョコレートでぜいたくに包みこんだもので、もとは復活祭やクリスマスの時に作られるスペシャルなもの。創業者ロッコ・プリンチの思い出の詰まった菓子だ。

これにはプリンチ ブレンド(626円)が非常によく合う。『スターバックス リザーブ ロースタリー 東京』で焙煎(ばいせん)した豆をエスプレッソマシンのブラックイーグルで一杯ずつ入れてくれる。

夕方からは”アペリティーボ”

イタリア式のアペリティーボ(夕食前に『軽く一杯』を楽しむというイタリアの習慣)ができるのもうれしい。

おすすめは『アペリティーボ ピッコロ』(993円)。その場でスライスしてくれる20カ月熟成の生ハム『プロシュート・クルード』とオリーブ、パリパリのクラッカーのような味わいの平焼きパン『シッチャティーネ』が乗ったプレートだ。

もう少ししっかり食べたい時には、オレンジ風味の甘くほろ苦いリキュールを使用したカクテルと、スティック状の『フォカッチャピッツァ』のセット『スピリッツ with ピッツァバイト』(1,188円)などがある。

一日を彩るイタリアの本格派のパンを通して、伝統文化やホスピタリティを大切にするロッコ・プリンチの世界観を是非、体験してみてほしい 

プリンチ 代官山T-SITEの詳細はこちら

プロフィール

清水美穂子 ライター・ブレッドジャーナリスト

東京都出身。2001年より総合情報サイトAll Aboutでパンのガイドを務め、執筆活動を開始。伝統文化、職人仕事に興味がある。著書に『月の本棚』(書肆梓)、『BAKERS おいしいパンの向こう側』(実業之日本社)、『日々のパン手帖パンを愉しむsomething good』(メディアファクトリー)ほか。

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