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「大本山増上寺」で、
三解脱門は、増上寺の顔として多くの人々に親しまれてきた。増上寺の諸堂宇のほとんどが災害や戦災により焼失している中、江戸初期から現存する貴重な国指定重要文化財だ。通常は目に触れることのない由緒ある仏像を拝観できるほか、外に目を向ければ、江戸時代の人々が眺めたように門前の街並みを見渡せる。
2011年以来、楼上は通常公開されていなかったが、建立400年という記念すべき年に合わせて、11年ぶりに公開された。
史上初のライトアップは、夜の街並みに浮かび上がる朱色の三解脱門の中を見学できる貴重な機会。日中とは趣の異なる幻想的な光景が楽しめる。
1622年10月15日の三解脱門が完成した際に落慶法要を執り行った記録があるそうで、同日に増上寺法主台下御親修のもと記念法要が行われることとなった。東京都で最も古い木造建築の一つでもあるこの場所で、釈迦の教えや、歴史深い伝統文化を体感できるいい機会となるだろう。
三解脱門の特別公開と夜間公開では拝観料が違うため、注意が必要。詳細は公式ウェブサイトを参照してほしい。
東京の中心にある大迫力な江戸の風景をこの秋、実際に感じてみては。
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『増上寺』
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