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ファッションブランドである『イヴ・サンローラン』のショーデビュー60周年が、パリで盛大に祝われることになった。
ピエール・ベルジェ・イヴ・サンローラン財団は、2022年1月29日(土)から5月15日(日)まで、パリを代表する6つの美術館で、サンローランの人生と作品を振り返る大展覧会『Yves Saint Laurent Aux Musées』を開催する。会場となるのはルーヴル美術館、オルセー美術館、ポンピドゥー・センター、パリ市立近代美術館、ピカソ美術館、イヴ・サンローラン美術館。これだけの施設がサンローランに敬意を評しているのは、彼がいかに影響力のあった人物だったかを示しているといえるだろう。
展示テーマは、それぞれの美術館で異なる。例えばルーブル美術館では、サンローランの「ゴールド」への愛、ポンピドゥー美術館では彼の現代性に焦点を当てる。ピカソ美術館ではパブロ・ピカソが、オルセー美術館ではマルセル・プルーストが、彼の作品に与えた影響を検証。パリ市立近代美術館では色使いに焦点を当て、イヴ・サンローラン美術館ではサンローラ個人のアーカイブを中心とした膨大なコレクションを展示する。
サンローランを様々な視点で紹介することは、彼の作品の芸術的価値を強調することであり、彼がフランスの有名な芸術家たちの中でも、真の現代作家だったことを根拠づけるものともいえるだろう。何にせよ展覧会は、どれも魅力的だ。入場料は施設ごとで設定されている。詳細は各美術館の公式サイトで確認しよう。
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