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『東京2020オリンピック・パラリンピック』の開幕まで2カ月を切った。組織委員会は、大会の表彰式で使用する表彰台や楽曲、衣装、メダルトレイなど各アイテムの詳細を正式に発表。これらは、東京2020大会の重要なテーマの一つである「持続可能性」を考慮して作られたもの。表彰式で着用する衣装を担当したのは、ファッションディレクターの山口壮大だ。
選手が登壇する表彰台は、「みんなの表彰台プロジェクト」によって集められたプラスチックごみを用いて製作。98台の表彰台を作るために日本中から24.5トンものリサイクルプラスチックが集められ、東京2020大会のエンブレムを手がけた野老朝雄がデザインを担当している。
表彰式でメダルやギフトを運ぶトレイベアラーとボランティアの衣装は、ブルーを基調とした「新しい礼服」がコンセプト。環境に優しいリサイクル繊維を使用し、伝統的な和服の技術を取り入れ製造されたものだ。ボランティアは、パンツスタイルかワンピーススタイルのいずれかを選ぶことができる。
メダルを収納するトレイにもリサイクル可能な素材を使用。日本の伝統的な扇子をモチーフとしており、
五輪表彰式の楽曲を制作したのは、作曲家の佐藤直紀。どの国のアスリートにも心地よく表彰台に立ってもらいたいという思いが込められており、録音には国内の交響楽団、ミュージシャンら総勢256人が参加。「アスリートのための賛歌」をコンセプトに、表彰台に立つ選手たちのさまざまな感情を表現している。
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