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アメリカのテック企業がくじ付き募金の景品に宇宙への旅を提供

小児研究病院への寄付金集めの一環、スペースXのクルードラゴンで宇宙へ

テキスト:
Time Out editors
SpaceX
Photograph: NASA
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2020年に逃さざるを得なかった休暇旅行の全てを、一気に埋め合わせる良い方法がある。宇宙旅行だ。いや、(一部の人にとっては)冗談ではない。

アメリカのペンシルバニア州に拠点を置くテック企業、Shift4 Paymentsの創業者兼最高経営責任者(CEO)であるジャレッド・アイザックマンという人物が、テネシー州にあるセントジュード小児研究病院への寄付金集めの取り組みとして、極々限られた少数の幸運なアメリカ人に、地球の軌道を巡回する軌道旅行へ行けるチャンスを提供しているのだ。

このミッションの正式名称は、『Inspiration4』。宇宙への旅で使われるのは、スペースXのカプセル型宇宙船「クルードラゴン」だ。この話の一番の魅力は何か? 早ければ、2021年10月にでも宇宙に飛び立つことができるという点だ。

37歳の億万長者であるアイザックマンが実際に指揮するこのミッションには、あと3人の乗員が参加可能。その1席を占めるのは、セントジュード病院の前線で働く医療従事者(誰になるかはまだ未定)で、残りは2席。そのうち1席はくじ付き募金(収益は全て病院に寄付)の景品となり、もう1席は、Shift4 Payments社のプラットフォームを利用する起業家向けコンテストで決定されるという。

明らかに、一般人が着目すべきはくじ付き募金だろう。参加は、クラウドチャリティーサービス『Prizeo』上にある『inspiration4』キャンペーンから寄付することで可能。寄付金1ドル(約105円)につき10口の応募(最低10ドルから)となる。応募口数の上限は一人当たり1万口で、応募資格は18歳以上のアメリカ国民だ。景品は宇宙旅行のほかにも、軍用機で空を飛ぶチャンスなど、山ほど用意されている。

原文はこちら

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