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「420」という数字が大麻を表すことから、アメリカなどで、4月20日は「大麻の日」として知られている。2021年4月に娯楽向け大麻が合法化されたニューヨークでは、この日を特別な気持ちで迎えた人も多いだろう。長年にわたり医療大麻アクティビストとして活動してきた、74歳のダナ・ビールもその一人に違いない。
彼はこの日、新型コロナウイルスのワクチンを接種した人に、無料で大麻ジョイント(大麻を紙で巻いたもの)を配布するというイベントを開催。ビールはユニオンスクエアに「Joints for Jabs(注射のためのジョイント)」という看板を掲げたブースを設置し、「420」にちなんで午後4時20分まで、ワクチン接種の記録カードを提示した人に大麻ジョイントを配布した。
ビールはニューヨークポスト紙に対し、「クリスピークリームが(ワクチン接種の証明書を持っている人に)ドーナツを配っているのだから、医療大麻運動を行っている我々も、(ワクチンという)科学のために立ち上がることできるはずだ」と話した。たしかに、彼の論理に反論する余地はないといえるだろう。
またビールが同紙の取材に対し答えたところによると、配布された大麻ジョイントは、賞味期限を過ぎて販売できなくなった大麻を「大麻の日」の前夜にビール自身が巻いたもので、品質はまったく問題ないという。
ビールは、大麻の規制見直しを訴えるパレードなどを行う「グローバル・マリファナ・マーチ」の創設者でもある。2021年5月1日(土)に開催される今年のパレードで、ビールは今回と同様のワクチン接種を啓発する活動を行う予定だ。
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