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歴史に残る遊郭の街、吉原に新スタイルの客室劇場「吉原炎上イ」現る

さまざまな民族やLGBTQの文化が交差するホテル「モアレ」で開催

Honoka Yamasaki
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Honoka Yamasaki
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Photo: mumuko | 夢無子
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東京都台東区吉原の一角、歴史的な「カフェー建築」である「モリヤ荘」跡地に誕生したブティックホテル「モアレホテル吉原(Moire Hotel Yoshiwara)」で、2回目となる客室劇場「吉原炎上イ」が2022年9月30日(金)に開催する。
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Photo: 吉原炎上イ, Instagram@moirecafesecret

プロデューサーOi-chanを筆頭に開催する「吉原炎上イ」は、モアレのプロデューサー、OHIGUが手がけた2フロアをそれぞれのショーで織りなす。ホテルの客室は「純愛(ロマン)」「愛人(ラビット)」など、色情を感じられるようなネーミングがついており、各客室でさまざまな演目が上映される。

Photo: mumuko | 夢無子
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客室劇場は、前衛的パフォーマンスの新団体「DropShitQaos」による演目「目覚め」、誠実で無秩序なおどりがたりユニット「アオイツキ」による「寿命延ばします、千年五千円」編、「平位蛙×アオイヤマダ」による「筵に眠る男」、救われたい救いたい二人「KUMI×高村月」による「教えて!弁財天様!」、「ちびシャクレー(ちびもえこKily shakley)」による「小人とシャクレのコンプレックスブギウギ」、竹本智香子率いる「ChikakoCrew」による「宇宙船」など、さまざまな演目が繰り広げられる。

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1階のカフェースペースでは、非日常的なメイクで音楽を鳴らすDJ・CLOUDOM、ピンクの装いに身をまとうプリティなドラァグクイーン、山田ホアニータ、「ヒゲ女装」で知られるDJ・MONDOが場と心象を彩る。「覗き部屋」ならぬ「覗きバスタブ」で入浴するKily shakleyも見ものだ。

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モアレホテル吉原では、イベントのほかにも訪れやすい「カフェー」から2種類のスイートルームまで、モダンレトロな空間を満喫できる。一度入れば、江戸時代から培われてきた文化と新しい文化が重なる異空間を味わえるに違いない。

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