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奈良美智のスケートデッキが愛知県に登場、地元アーティストとコラボ

長年親交のある鷲尾友公と、ミラクルファクトリーが参加するオリジナル企画

テキスト:
Hanako Suga
Yoshitomo Nara
©Yoshitomo NaraTHE SKATEROOM
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奈良美智が愛知県のアーティストたちとコラボレーションしたオリジナル企画展「Across the Skate - Border」が、2024年3月14日(木)〜4月7日(日)、愛知県瀬戸市のアートスペース&カフェ「バラック(Barrack)で開催される。

会場となるバラックは、瀬戸市の商店街の一角にある空きビルをリノベーションしたギャラリーを併設するカフェだ。同店を企画運営する美術家の近藤佳那子と古畑大気は、奈良と同じ愛知県立芸術大学出身。長年奈良と交流を深めてきたことや、奈良が近年小さなコミュニティーに積極的に関わり続けていることから、今回の企画が実現したという。

Yoshitomo Nara
©Yoshitomo NaraTHE SKATEROOM

会場には、奈良がベルギーの「THE SKATEROOM」とのコラボレーションで制作したスケートボードデッキが登場するほか、ストリートカルチャーに共鳴してきた名古屋出身のアーティスト、鷲尾友公の作品が組み込まれる。展⽰空間の設計と設営を担当するのは、現代美術のインストーラーチーム「ミラクルファクトリー」だ。

展示されるスケートボードデッキには、子どもをモチーフにした独特な絵柄が描かれている。イラストやデザイン、映像など多岐にわたる制作活動を展開する鷲尾のアート作品と、あいちトリエンナーレでも活躍したミラクルファクトリーの設営技術が奈良の世界観とどのように共鳴し合うのか、注目したい。

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