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2021年9月3日、内閣総理大臣で自民党総裁の菅義偉は、17日(金)に告示予定の総裁選に出馬しない意向を明らかにした。朝日新聞の報道によれば、2日には幹事長の二階俊博に立候補の意向を表明していたが、3日午前の自民党役員会で翻したという。
菅は不出馬を決めた理由として、「コロナ対策と選挙活動には莫大(ばくだい)なエネルギーが必要で、両立はできない」「新型コロナ対策に専念したい」といった思いがあると述べた。これを受けて、 二階が「大変びっくりしている」と戸惑いを隠せない一方で、野党からは批判の声も上がっている。
総裁選は17日の告示を経て29日(水)に投開票が行われる。現時点で出馬に意欲を見せているのは、前政調会長の岸田文雄と前総務大臣の高市早苗の2人。Yahoo!ニュースによると、二階は後継の有無を問われ、「菅から指名はなかった」と明らかにしており、今後後継レースが本格化しそうな気配だ。
なお、この辞任の意向を受けて、日経平均株価は2カ月ぶりに一時2万9,000円台まで回復。経済界は今回の辞任発表をおおむね好意的に受け止めているようだ。
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