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ヨセミテ国立公園に現れる不思議な火の滝、今年は2月13日から

太陽の光と滝の水が織り成す美しい自然現象

テキスト:
Sarah Medina
Travel Editor, North America
Firefall in Yosemite
Photograph: Shutterstock
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アメリカのヨセミテ国立公園で見られる美しい自然の驚異については、今さら語るまでもないだろう。ヨセミテ渓谷からハーフドームまで、アメリカで最も訪問者の多いこの国立公園は見どころ満載だ。特に毎年2月のヨセミテは見逃せない。本当に不思議な「火の滝」が現れるからだ。

「火の滝」は、太陽の光と滝の水が織り成す自然現象。毎年2月のある期間に諸条件がそろった時、エルキャピタンの東側にあるホーステール滝の水に夕暮れ時の太陽の光がちょうどいい角度で当たり、オレンジ色の燃え上がる溶岩流のように見えることをいう。驚くべきこの「火の滝」が見られるのは約2週間で、一日の見物客は2000人以上。ヨセミテにおける毎年好例の人気イベントとなっている。

公園側は過去数年、人混みを抑制し、周辺の動植物を保護するため施策を実施。2018年には見学のための予約システムを導入した。しかし2021年においては、言わずもがな「人混み」が例年以上の懸念になりそうだ。閉園中は、園内を自由に歩き回っていたオオカミ、シカ、ヤマネコたちもびっくりするかもしれない。

今年の「火の滝」は、2021年2月13日(土)から25日(木)に見られると予想されている。

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