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2024年2月1日、今年も「横浜春節祭」が開幕した。春節とは言わずもがな、中国、中華文化圏における旧正月のことで、世界中に散らばる華人のコミュニティにとって最も大切な祝日の一つである。歴史の長い中華街がある横浜市でも長年祝われ続けている伝統行事だが、2022年からはみなとみらい地域などとも連携し、中華街だけに収まらない市を挙げての一大イベントとなっている。
とりわけ毎回大きな話題となるのは、街中に現れる巨大なランタンオブジェだ。中国伝統工芸のランタンを用いて、京劇の面を模した「三面柱」と呼ばれるモチーフや、龍、獅子など中国らしい華やかな巨大オブジェが街を明るく彩る。今年は、中華街はもちろん「横浜赤レンガ倉庫」や「馬車道駅」、「野毛ちかみち」など、昨年の倍の数となる32カ所での展開となる。
また、ランタン設置エリア周辺では中華獅子による威勢の良い春節祈願獅子舞なども行う。現時点では、横浜市庁舎1階アトリウムで2月10日などの開催が予定されているが、今後も増えるだろう開催情報については、横浜中華街の公式ウェブサイトを確認してほしい。
そのほか、中国語で祝儀などを意味する「紅包(ほんぱお)」から名付けられた「春節福引・紅包(ほんぱお)くじ」がもらえるデジタルスタンプラリーや、近隣店舗で使用可能なクーポンの配布も実施する。会期は2月24日(土)まで。日本では馴染みの薄くなった旧正月だが、新しい年の到来を横浜で盛大に祝ってほしい。
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