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スイスの現代美術を代表するアーティスト、イヴ・ネッツハマー(Yves Netzhammer)による、日本で最初の個展「ささめく葉は空気の言問い」が、2024年3月10日(日)より「宇都宮美術館」で開催される。
1970年生まれのネッツハマーは、建築やビジュアルデザインを学んだ後、1990年代後半からは映像インスタレーションを積極的に発表してきた。チューリッヒを拠点に国際的に活躍し、2007年には「あいちトリエンナーレ2019」の出展作家でもあるウーゴ・ロンディノーネ(Ugo Rondinone)らとともに「ヴェネツィアビエンナーレ」にスイス館代表として参加している実力派だ。
また、同じくスイスを代表するアーティストで、谷川俊太郎との共作もある1980年生まれの若き詩人、ユルク・ハルター(Jurg Halter)がKutti MC名義で発表したラップミュージック作品のミュージックビデオで手がけたアニメーション作品も国境を超えて幅広い支持を獲得した。
本展では、これまでの代表的な映像作品を紹介。また、宇都宮に産する大谷石の採掘場に存在する、神殿を思わせる魅惑的な地下空洞や、近隣の足尾銅山跡の地下空間に触発されたネッツハマーが、竹を用いた大規模なインスタレーションを現地制作する。
会期は3月10日(日)から5月12日(日)まで。2024年には、長編デジタルアニメーション映画「旅する影」の公開も予定されているネッツハマーによる魅惑的なデジタルドローイングを存分に堪能してほしい。
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