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台風9号が直撃、草間彌生の黄色いかぼちゃが海に流され破損

直島のランドマーク的な作品は現在修復確認中

Emma Steen
テキスト:
Emma Steen
翻訳::
Hanako Suga
Naoshima Island, pumpkin, Yayoi Kusama
Photo: T Thomas/Pixabay Naoshima Island pumpkin by Yayoi Kusama
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アートの島として知られる直島のランドマーク的な作品といえば、草間彌生の黄色いカボチャだろう。作品が海に突き出した古い桟橋に展示されていることから、荒天時には10数人が出動し、嵐が去るまで安全な場所で保管するという手順が踏まれる。

しかし、9日に直島を襲った台風9号の威力は想定以上で、スタッフがカボチャを回収する間もなく強い風の影響で飛ばされ、海に流されてしまったようだ。

今回被害を受けた草間の作品『南瓜』は、1994年からこの桟橋で常設展示されていたもの。直島を象徴する作品で多くの人々に愛されてきた。海に流されたカボチャは波に飲まれて破損。さらに桟橋に何度も打ち付けられたことで側面には大きな亀裂が入っており、惨事を目撃した人からは落胆の声が上がっている。

作品が受けた被害こそは大きかったものの、スタッフの手でなんとか瀬戸内海から救出され、現在は安全な場所に保管されているという。オブジェを所有するベネッセによると、作品を修復できるかどうかは確認中で、再展示の日程は未定とのこと。

多くの人々を夢中にしてきたアイコニックなカボチャが無事修復され、再び元の場所に戻ってくることを願うばかりだ。

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