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赤坂、日比谷に続く3番目の東京ミッドタウンが、2023年3月10日(金)に八重洲でグランドオープンすることが決定した。それに先がけ、地下1階の13店舗と地下2階の「バスターミナル東京八重洲」が、2022年9月17日(土)に先行開業する。
「東京ミッドタウン八重洲」は、東京駅前のイメージを一新する大規模な再開発事業の一つ。「ジャパン・プレゼンテーション・フィールド ~日本の夢が集う街。世界の夢に育つ街~」をコンセプトに、初出店6店、東京初出店11店、新業態9店など全57店舗が連なる商業エリアのほか、高速バスターミナルやホテル、オフィスなどが入居する複合施設だ。
東京ミッドタウン八重洲のビルの高さは約240メートル、地上45階建てで、地下1階はJR東京駅と接続する。地下から3階までは商業エリアとなり、39階から45階には日本初進出となる「ブルガリ ホテル東京」が2023年4月にオープン。同ホテルは、ツインやダブルルームはもちろん、最高級の「ブルガリスイート」を含む98部屋の客室を有する高級ホテルだ。
商業エリアの1階部分は「ジャパン・ラグジュアリー」をテーマに、1688年に京都・西陣で創業した「細尾」の東京初出店となるショールーム&ショップの「HOSOO Tokyo」やニットブランドの「CFCL」によるコンセプトショップ、清澄白河に本店を構えるパティスリー「アンビデット」の新ブランドである「アンビデット リュクス(EN VEDETTE LUXE)」など、国内外から注目を集めるジャパンブランドが集まり「現代の日本発ラグジュアリー」を提案する。
2階は新しい「メイドインジャパン」を提案するフロア。東京のスポーツチームや団体による新ブランド「TOKYO UNITE」のライフスタイルショップが全国初出店を果たすほか、スポーツ、食、アートといった多様な情報に触れ、体験できるゾーンである。
同階には、コンテナを模した店舗を配置した公共スペース「ヤエスパブリック」も完備。異なる飲食業態が軒を連ねる立ち飲みスポット「ALLSTANDS」、ポップアップなどの物販店が並ぶ休憩エリアの「イチジテイシ」、裏路地のようなアンダーグラウンドなエリア 「八重洲のロジウラ」という3つに分かれており、「個人性」が光る店舗がゆるやかにつながっている。それぞれ出店店舗は不定期で入れ替わり、コミュニティーイベントなども実施予定だ。
3階は八重洲の多様性を表現した幅広いジャンルのレストランが楽しめる。ミシュランガイド掲載店を数多く運営するグラナダが新たに手がける「イノベーティブROBATA(炉端)」の世界を展開する店や、1958年にローマで創業以来、多くの人に愛されてきた「サバティーニ」のレシピを受け継いだクラシカルなイタリア料理をカジュアルに提供する「ラ・テラッツァ サバティーニ」といった注目のレストランも多い。
5階には「屋上テラス」を完備するほか、1階から4階には小学校が開校し、法人向けシェアオフィスや子育て支援施設など、生活や働き方にコミットしたさまざまな施設が入居する予定だ。東京の玄関口として常ににぎわう八重洲エリアが今後どのように生まれ変わるのか、今から注目していきたい。
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