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東京駅前に石川県のアンテナショップ「八重洲いしかわテラス」がオープン

金箔を散りばめたソフトクリームや、県内にある36全て酒蔵の日本酒を販売

編集:
Genya Aoki
寄稿::
Mie Yoneya
八重洲いしかわテラス
Photo: Kisa Toyoshima
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2024年3月9日(土)、東京駅の八重洲口に石川県のアンテナショップ「八重洲いしかわテラス」がオープンする。16日(土)に、金沢―敦賀間の延伸開業が予定される北陸新幹線の起点となるほか、鉄道、バスのターミナルでもある八重洲口から徒歩4分という立地は、立ち寄りスポットとしても最適だ。

八重洲いしかわテラス
Photo: Kisa Toyoshima

明るく広いフロアには、情報発信や販売、イベント、飲食の5つのコーナーを配置。天井には石川県産のスギ材、壁には、能登半島の珪藻土(けいそうど)、床には金沢城の石垣に使われている戸室石(とむろいし)、手取川(てどりがわ)の川砂、奥能登の「珠洲焼き(すずやき)」と同じ原料で焼き上げたタイルなど、石川県産の素材を随所に使用しているのが特徴だ。

八重洲いしかわテラス
Photo: Kisa Toyoshima天井は和傘をイメージ、石川産のスギ材を使用している
八重洲いしかわテラス
Photo: Kisa Toyoshima

店内の販売エリアでは、九谷焼や輪島塗などの伝統工芸品から金箔があしらわれたアクセサリーや、発酵食品、酒など、およそ1000品が揃う。特に日本酒は、県内36の全ての酒蔵の商品が並ぶというから、酒好きにはたまらない。

八重洲いしかわテラス
Photo: Kisa Toyoshima県内36の酒蔵の日本酒が並ぶ
八重洲いしかわテラス
Photo: Kisa Toyoshima華やかな見栄えの金箔を散りばめたソフトクリーム

観光コンシェルジェが常駐し、石川県の魅力を紹介する情報発信エリアや、加賀棒茶や地酒、ビール、ソフトクリームなどが食べられる飲食エリア、復興応援などテーマに合わせた商品の数々を展示、販売する特設エリアもある。

八重洲いしかわテラス
Photo: Kisa Toyoshima特設エリアには、「能登の復興応援」をテーマに工芸品から食品・日本酒などが並ぶ

とはいえ、1月1日に発生した能登半島地震の被害を受けたことで、現状では輪島など能登地方の商品は全商品のおよそ1割に留まっている。しかし今後は、事業者の復興に応じてその量を2割、3割と増やし、事業の立て直しにも貢献していくという。

八重洲いしかわテラス
Photo: Kisa Toyoshima販売エリアでは、伝統工芸品である輪島塗りが並ぶ

「現在、金沢など南の地域から順次受け入れ準備体制が整い始めています。海外からのお客さまには、『観光で応援する』という気持ちをもって、来られる範囲で来ていただければうれしい」と石川県商工労働部産業政策課長の佐藤晋太郎は、観光支援への思いを語る。

八重洲いしかわテラス
Photo: Kisa Toyoshima外国人にもわかりやすい「local specialty shop」の表記がある

通常の営業時間は10時30分から20時まで。初日の9日は、記念式典のため11時30分ごろにオープン予定だ。

12日には、旅行料金が最大50%オフになる「北陸応援割」も石川県向けでスタートする。石川の魅力を感じ、味わいながら、復興支援をしてみよう。

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