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タイムアウトが行った全世界対象の大規模な都市調査をもとに、タイムアウトのグローバルチームが「The world’s 20 best cities for culture right now(世界で最も文化的な都市ベスト20)」と題したランキングを発表した。
世界2万1000人以上の都市生活者を対象にアンケートを行い、芸術と文化に恵まれた世界一の都市を決めた。アンケートでは、その都市で最高の文化施設や体験にまつわるクイズのほか、質や文化を手頃な料金で楽しめるかなどの面を採点。総合得点の低い都市を除外し、各国の最高得点を獲得した都市のみに絞った。
気になるランキングはというと、1位に輝いたのは「メキシコ」で、文化の質と手頃さの両方において高い評価を得た。特に美術館のクオリティーと、その多くが入場無料であることが称賛されている。2位は、建築の美しさなどでも知られる「プラハ」。物価の安さで最も高いスコアを獲得した。3位は「ケープタウン」で、文化の質が全体で最も高く評価された。
「東京」は16位にランクインし、カオスで多様な文化が評価。しかしその複雑さのため、人々の意見にバラつきが出たことによって、ランキングを落としているようにも見受けられる。
東京についての評価は以下
東京の「文化」を特定するのは難しい。ハイテクなデジタルアートや最先端のファッション、目を見張る建築、歴史的な神社、大相撲や桜祭り、伝統芸能など、実にさまざまなものが含まれる。「東京で最高の文化施設はどこか?」という質問に対して、地元の人々はミニシアターや「森美術館」、ジャズクラブの「ブルーノート東京」など、あらゆる場所を挙げたが、同じ答えは2つとなかった。
タイムアウト東京の編集長であるリム・チーワ(Lim Chee Wah)は、「東京は常に、古いものと新しいものが融合する都市であることを誇りとしており、それは特にカルチャーシーンに顕著に表れています」と話し、「歴史ある神社では伝統的な祭りが開催される一方で、寄生虫やラブドールといったニッチなテーマを扱った展覧会も、現代アートシーンのビッグネームと並んで開催されています」と続けた。
最近では、社会批評を織り交ぜた実験的なアートで知られるChim↑Pom from Smappa!Groupが、新宿で印象的な展覧会を開催。一方、東京で最も人気のある「チームラボボーダレス」は、2024年2月に東京都心の新たな場所で待望の復活を遂げ、これまでに見たことのない没入型インスタレーションを披露する。
詳しいランキングの詳細は「The world’s 20 best cities for culture right now」からチェックしてほしい。
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